サツキツツジ

植物資料集（索引）

最終更新

2007-05-29T00:00:00+09:00

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• サ行
  • サから始まる植物

サツキツツジの情報

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サツキツツジとは、狭義ではRhododendron indicum Sweetの和名だが、近縁他種との交雑から生まれた園芸品種群の総称として用いられることもある。

その他外観に関すること

• 春葉は披針形から広披針形、夏葉は倒披針形で、枝先に数個集まってつく。全縁で枝葉ともに褐色の伏毛がある。葉は他のツツジに比べて硬くて小さい。
• 茎には這う性質が強い。

知識

• サツキツツジが正式名称であり、それからも判るようにツツジの一種で同属。ツツジとの違いは、新芽が伸び出す時期や開花期、花の大きさや光沢の有無で判断する。一般的に、サツキの咲き始めはツツジより幾分遅く、小枝が多く出て花や葉が小さいとされる。また、葉に蝋細工のような光沢をもつ。
• 旧暦の皐月（現在の6月中旬から7月中旬）に一斉に咲き揃うことが名前の由来と考えられている。
• 本来は渓流沿いの岩の上に生育し、増水時に水をかぶっても引っかからないような低い姿勢で生育していたものと思われる。サツキは増水すると水没するような岩場でも根を洗われるように自生し、ツツジが過湿を嫌うのとは対照的である。耐乾性があり、都市内では緑化木や街路樹としてしばしば用いられるが、十分な根系発達が望めないところでは夏季の乾燥時に灌水が必要。また、刈り込みに強いため盆栽や生け垣に使われる。
• 園芸品種も多く作出され、1つの枝に異なった色の花が咲くキメラ（咲き分け）品種もある。また、園芸においては、原種に近い「高砂」「大盃」等の品種が多く用いられる。
• ホトトギスが鳴く頃に咲くことから「杜鵑花」とも書かれる。
• 種小名【indica】は「インド産の」との意味だが、インドには産しない。
• 陽地のほうが花付きも良いが、半陰地にも耐えられる。適湿を好み、排水が良くて乾燥しすぎないところであれば土質を選ばない。

花言葉

• 節制
• 幸福