アカネ（茜）

アカネ（茜）の情報

一般名	アカネ（茜）
学名	Rubia argyi、syn. R. akane
科名と属名、園芸分類	アカネ科のつる性多年生植物。
英語名	madder
別名	ベニカズラ
花の情報	淡黄緑色の花。茎先や葉のわきから集散花序を出し、花冠は5深裂する。
開花時期	8～10月
原産地	日本、朝鮮半島、中国
適温	-
草丈	茎長は2m近くなる
花径	3～4mm

アカネの根は乾燥すると赤黄色～橙色となり、赤い根であることからアカネと名づけられたといわれる。
山野にふつうに生え、ツル植物ではあるが巻きつく仕組みは持たず、他の草木などに絡みついてあるいは地面を這って伸びる。
根はひげ根で、古い時代から赤の染料（茜染め）の原料とされてきた。元々の茜色はアズキの種皮のように濃い赤紫色を指したが、現在は夕焼けような朱橙色を指す。ちなみに現在のアカネ色素はセイヨウアカネ（R. tinctorum）の根から抽出している。セイヨウアカネは常緑で、葉は細長く6枚輪生。
秋に掘り起こした根を天日で十分乾燥させたものは生薬の茜草根として知られている。
アカネから名付けられた茜色との色名がある。
アカネは人類最古の染料植物の一つとしても知られ、アカネの根で染めた赤い色は諸民族に用いられてきた。