六月月次祭
六月月次祭の祝詞
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- 2009-03-20T19:35:48+09:00
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六月月次祭とは、「みなづきのつきなみのまつり」と読み、伊勢の大神宮(皇大神宮・豊受大神宮)において奏上される祝詞である。中臣氏が申す奉幣祝詞(六月・十二月月次祭)に次いで、大神宮司が神主部物忌(禰宜・内人)等に、天皇の勅命を奉じて神祭る旨を神前に奏上するとともに、神主部物忌一同にも述べ聞かせるものである。勅使である中臣氏が奏する祝詞は単に奉幣の旨を述べるにとどまるが、大神宮司の祝詞には、奉幣のみならず祈願の旨も含まれている。
六月月次祭
(十二月准此、)
度會乃宇治五十鈴乃川上尓、大宮柱太敷立天、高天原尓千木高知天、稱辭竟奉留、天照坐皇大神乃大前尓申進留、天津祝詞乃太祝詞乎、神主部・物忌等諸聞食止宣、――禰宜・内人等共稱唯、
天皇我御命尓坐、御寿乎手長乃御寿止、湯津如磐村常磐堅磐尓、伊賀志御世尓幸倍給比、阿禮坐皇子等乎毛恵給比、百官人等・天下四方國能百姓尓至萬天、長平久、作食留五穀乎毛豐尓令榮給比、
護恵比幸給止、三郡・國國・處處尓寄奉礼留、神戸人等能、常毛進留御調糸、由貴能御酒・御贄乎、如横山置足成天、大中臣太玉串尓隱侍天、今年六月十七日乃朝日乃豐榮登尓稱申事乎、神主部・物忌等諸聞食止宣、――神主部共稱唯、
荒祭宮・月讀宮尓毛、如是久申進止宣ふ、――神主部亦稱唯、
六月月次祭
度會の宇治の五十鈴の川上に、大宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて、
稱辭竟へ奉る、天照坐皇大神の大前に申し進る、天津祝詞の太祝詞を、
神主部・物忌等諸聞き食へと宣ふ、――禰宜・内人等共に唯と稱せ、
天皇が御命に坐せ、御寿を手長の御寿と、湯津磐村の如く常磐に堅磐に、伊賀志御世に幸へ給ひ、
阿禮坐す皇子等をも恵み給ひ、百官人等・天下四方國の百姓に至るまで、
長く平けく、作り食ぶる五穀をも豐に榮えしめ給ひ、護り恵び幸へ給へと、
三郡・國國・處處に寄せ奉れる、神戸の人等の常も進る御調の糸、
由貴の御酒・御贄を、横山の如く置き足らはし成して、大中臣太玉串に隱り侍りて、今年の六月の十七日の朝日の豐榮登に稱へ申す事を、
神主部・物忌等諸聞き食へと宣ふ、――神主部共に唯と稱せ、
荒祭宮・月讀宮にも、如是く申して進れと宣ふ、――神主部亦唯と稱せ、
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Copyright (C) 2009 七鍵 key@do.ai 初版:2009年03月20日 最終更新:2009年03月20日