千手観音
千手観音とは
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- 2007-06-10T00:00:00+09:00
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千手観音は「せんじゅかんのん」と読み、変化観音の1つ。正式名称は「千手千眼観自在菩薩」とされ、千の手をもち、その手にはそれぞれ目があるとされる。この世の人々をもらさず救おうとする観世音菩薩の慈悲の心と力の広大さを表すものとされる。観音様の王との意味で「蓮華王」と称され、二十八部衆を従えている。
坐像、立像ともにあり、実際に1000本の手を表現した作例もあるが、十一面四十二臂とするものが一般的。これは胸の前で合掌する2本の手を除いた40本の手がそれぞれ25の世界を救うものであり、あわせて1000の世界を救うとされている。この25の世界とは、三界二十五有を指す。42本の手のうち2本(合掌手)は胸前で合掌し、他の2本(宝鉢手)は腹前で組み合わせて宝鉢を持つ。他の38本の脇手で様々な持物を持ち、それらが何を持つかについては諸説あり、また像によっても異なる。本面には額に第三の目を持っている。
千手観音の持物
『千手千眼観世音菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼経』より
左手の持物
- 宝戟
- 化仏
- 宝鐸
- 紫蓮華
- 払子
- 羂索
- 日輪:経典では日精摩尼とされる
- 宝輪:経典では不退金輪とされる
- 宝螺
- 玉環:宝釧の場合もある。
- 髑髏杖
- 紅蓮華
- 傍牌
- 宮殿:経典では化宮殿とされる
- 五色雲
- 宝鉤:経典では倶尸鉄鉤とされる。
- 宝剣
- 宝弓:右手に持つ宝箭と対をなす
- 澡瓶
- 聖剣
- 暗黒剣
右手の持物
- 錫杖:左手にもつ宝戟と対をなす
- 頂上化仏
- 三鈷杵
- 青蓮華
- 楊枝
- 数珠
- 月輪:経典では月精摩尼とされる
- 宝珠:経典では如意珠とされる。
- 宝経
- 宝印
- 蒲桃
- 白蓮華
- 施無畏印(無手)
- 宝鏡
- 宝篋
- 金剛杵
- 鉞斧
- 宝箭
- 胡瓶
- 呪槍
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年08月26日 最終更新:2007年08月26日