広告
広告
https://www.7key.jp/data/thought/hotoke/seishibosatsu.html#what
勢至菩薩は「せいしぼさつ」と読み、智慧の光明で一切を照らし、地獄道や餓鬼道へ落ちないように人々を救ってくれる菩薩とされる。サンスクリットでは「マハースターパムラープタ」。大勢至菩薩とも称される。智慧を司る菩薩には文殊菩薩や虚空蔵菩薩も挙げられるが、文殊菩薩は釈迦如来の教えそのもの、虚空蔵菩薩は見聞きしたことを忘れない自然智、勢至菩薩は人を救わずにはいられない意志の強さとの「智慧」をそれぞれ象徴している。
阿弥陀如来の三尊像では観世音菩薩とともに脇侍とされるため馴染み深いが、日本において単独で信仰されることは稀である。宝冠か手に水瓶を持ち、水瓶には甘露の宝水が貯えられているとされる。
『大阿弥陀経』によれば、阿弥陀如来が入滅した後、跡をついで観世音菩薩が如来となり、更に如来になった観世音菩薩が入滅すると、勢至菩薩がその跡を継ぐと説かれている。また、浄土宗の開祖、法然は勢至菩薩の生まれ変わりとも言われている。
広告