パレット

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パレット

最終更新
2008-09-29T20:47:06+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/physical_distribution/terminology/term_h/pallet.html#what
読み方
ぱれっと
英語表記
pallet
別名
-
関連する用語
平パレット / ボックスパレット / ロールパレット / ロールボックスパレット / コールドロールボックスパレット / ポストパレット / シートパレット / プラテンパレット / スキッド / サイロパレット / タンクパレット / 底面開閉式ボックスパレット / ポアボックスパレット

パレットとは

パレットとは、貨物の輸送保管荷役などに用い、貨物を乗せる板状のマテハンの一種を指す。複数の荷物をその上に乗せ、横からフォークリフトハンドリフトの爪を差し込んで持ち上げるなど、荷物の移動の効率化を図る目的がある。材質は木材でできたものが多いが、近年では湿気などに強いプラスチックでできたものもある。

パレットの主なサイズ

日本では、1970年にT11型(1100mm×1100mm×144mm)がJISにより一貫輸送用平パレットとして規格化され、「イチイチ」と俗称されている。ただし、業界によってはT12型など異なるサイズを標準利用としている場合もあり、全てにおいて標準化されているわけではない。

また、下記のように国によってもパレットサイズは異なり、国際物流での障害となっている。

各国の主なパレットサイズ

単位:mm

パレットの材質

木製パレット

古くから用いられている木材で作られたパレット。十分な強度や耐荷重量を持ち、生産・廃棄にかかるコストが低いとの総合的なバランスの良さから今日でも広く使われている。特に、一部が破損しても修理が容易である点は他の材質のものに無い大きな長所。しかし、湿度の高すぎる環境では朽ちてしまうおそれがあるとの欠点もある。木材資源としてリサイクルすることもできるが、防腐剤が使われていることがあるため、一部の国では焼却処分(燃料としてのリサイクルを含む)が禁止されている。また、害虫が木製パレット内部に存在したまま国境を越え、深刻な環境破壊をもたらした事例もあり、一部の国ではポプラ、合板、もしくは燻蒸等殺虫処理をしたもの以外の生木製パレットを使用した物品の輸入を禁止している。

合板製パレット

種々の処理加工を施すことにより、難易性、防腐性、防虫性が付与される。天面を一枚板とすることができるため、積荷の損傷を防ぐ利点もある。価格が比較的高いことが難点。

樹脂製パレット

プラスチックパレットとも呼ばれる。木製パレットと比べ、強度や耐荷重量に優れ、破損が少いとの特徴がある。また、その強度を活かし、リフトアップ用の穴が4方向に設けられたものも見られる。

アルミ製パレット

アルミニウムで作られたパレットで、強度・耐荷重量面での優秀さは群を抜く。アルミニウム製のボックスパレットは、医療関係の物流や航空輸送においてしばしば用いられる。ただし、コストの高さやパレット自体の重量による運用の難しさなどから、一般にはあまり使用されない。

鋼製パレット

強度、耐久性、造形の自在性などで木製その他のものに比べて優れているが、比較的価格が高いことや一般的に重量が重くなる欠点もある。

紙製パレット

ボール紙で構築されるパレット。耐荷重量は低くないが強度は非常に低く、使い捨てを前提として運用される。しかし、廃棄・リサイクルの容易さは特筆に価するものがあり、環境保護の観点から敢えてこのパレットが採用される場合もある。

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年09月29日 最終更新:2008年09月29日