保税地域

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保税地域

最終更新
2009-10-11T17:03:59+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/physical_distribution/terminology/term_h/bonded_area.html#what
読み方
ほぜいちいき
英語表記
bounded area
別名
-
関連する用語
保税

保税地域とは

保税地域とは、外国貨物に対する輸入税の賦課を猶予したままの状態で蔵置できる地域を指す。日本では、貨物の輸出または輸入に際し全て通関手続きが必要であり、貨物の国内への引き取り、または輸出目的での船舶や航空機への貨物の積み込みに当り、通関手続きを行うまでの間、貨物を蔵置しておく施設が必要となる。保税地域は主に港湾や空港の近くに設けられ、日本においては財務大臣が指定したり税関長が許可したりして設置される。なお、関税法第30条で「外国貨物は原則として保税地域以外に置くことはできない」と定められ、保税地域外で輸出入申告をするには特別な許可が必要となる。

日本の場合、保税地域は、指定保税地域、保税蔵置場、保税工場、保税展示場、総合保税地域に大別される。また、保税運送の制度もある。

指定保税地域
国や自治体所有の土地や建物。港湾などに隣接し、外国貨物を蔵置し、迅速に輸出入手続を済ませるために指定されている。蔵置期限は一か月。
保税蔵置場
民間所有の施設で、保税上屋や保税倉庫などがこれにあたる。外国貨物のままで原則三か月、蔵入承認を受けると二年、場合によってはさらに期間を延長して蔵置できる。輸出入される貨物の一時保管や、日本を経由して第三国へ向かう積戻し貨物の保管などの貨物の蔵置に使われる。
保税工場
外国貨物を使用して加工し、製品を輸出できるよう指定された工場を指す。加工貿易振興のための制度で、関税を払わないまま原料輸入から製品輸出までができる。
保税展示場
博覧会場や見本市会場など、国際的なイベントの行われる場所で、外国から来た製品や産品を関税を払わず外国貨物のまま蔵置し、更に展示や使用もできる場所を指す。
総合保税地域
蔵置・加工・展示をすべてできる場所として指定された施設を指す。

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Copyright (C) 2009 七鍵 key@do.ai 初版:2009年10月11日 最終更新:2009年10月11日