儀鳳暦とは

広告

広告

儀鳳暦とは

最終更新
2008-01-16T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/koyomi/gihoureki.html#what

儀鳳暦は「ぎほうれき」と読み、支那・唐代の天文学者・李淳風が編纂した太陰太陽暦の暦法。支那での元々の名前は「麟徳暦(りんとくれき)」であるが、日本へ唐の儀鳳年間(676〜679年)に伝わったため儀鳳暦と呼ばれるようになった。麟徳暦は、麟徳2(665)年から開元16(728)年までの73年間用いられていた。儀鳳暦では、1太陽年を1340分の489428日(≒365.244776)、平均朔望月を1340分の39571日(≒29.530597)としている。これは、恒気法・定朔法を用いており、当時最先端の優れた暦法とされる。ただし、太陽と月の運動の遅速をどのように計算したのかの資料は現存しない。

日本で儀鳳暦は、文武天皇元(697)年から用いられ、その後66年間使用されて天平宝字八(764)年に大衍暦に改暦された。一説には、持統天皇6(692)年からの5年間、元嘉暦と並用されていたとされる。

広告

Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月16日 最終更新:2008年01月16日