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https://www.7key.jp/data/design/color/red/shinsyu.html#basic
色名 | 真朱 | color sample |
---|---|---|
色名の読み | しんしゅ | |
英語表記 | - | |
RGB | (200,112,102) | |
RGB値の16進表記 | #C87066 | |
CMYK | (4,60,47,10) | |
マンセル値 | 7.5R 6/6 | |
HSV | 6°,38.4%,78.4% | |
JIS規格(略称) | JIS規格外の色 |
https://www.7key.jp/data/design/color/red/shinsyu.html#other
天然の硫化水銀(II)(HgS)を主成分とする朱色顔料を「真朱」と呼ぶ。古来、支那湖南省辰州産の朱が「辰砂(しんしゃ)」の名で有名であったためこの名前で呼ばれることもある。辰砂は赤色の天然顔料としては最古のものの一つで、古代支那やエジプトでは紀元前から用いられていた。また、古代ローマは北アフリカに辰砂の採掘地を持ち、皇帝が採掘及び販売の権利を独占していたといわれている。中世になるとヨーロッパでこの顔料が広く知られるようになり、シンナバー【cinnabar】と呼ばれた。辰砂は人造の硫化水銀である「銀朱」よりも不純物が多く、やや黄みのあるくすんだ色とされている。
日本にも『万葉集』の時代には既に伝来しており、佛造る眞朱足らずは、水たまる池田の朝臣が鼻の上を穿れ
と大神朝臣が詠んでいる。
朱色とは、元来は天然赤色顔料辰砂の色であり、色名としての朱色は本来この色をさす。しかし、後に人工顔料のバーミリオンが作られたため、天然顔料としての朱の色であることを強調する場合に、真朱や本朱(ほんしゅ)と区別して呼ばれた。朱肉にも古くは真朱が用いられていた。
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