真朱

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真朱の基本情報

最終更新
2008-06-07T21:40:14+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/design/color/red/shinsyu.html#basic
色名真朱color sample
色名の読みしんしゅ
英語表記-
RGB(200,112,102)
RGB値の16進表記#C87066
CMYK(4,60,47,10)
マンセル値7.5R 6/6
HSV6°,38.4%,78.4%
JIS規格(略称)JIS規格外の色

真朱のその他情報

最終更新
2008-07-21T17:54:30+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/design/color/red/shinsyu.html#other

天然の硫化水銀(II)(HgS)を主成分とする朱色顔料を「真朱」と呼ぶ。古来、支那湖南省辰州産の朱が「辰砂(しんしゃ)」の名で有名であったためこの名前で呼ばれることもある。辰砂は赤色の天然顔料としては最古のものの一つで、古代支那やエジプトでは紀元前から用いられていた。また、古代ローマは北アフリカに辰砂の採掘地を持ち、皇帝が採掘及び販売の権利を独占していたといわれている。中世になるとヨーロッパでこの顔料が広く知られるようになり、シンナバー【cinnabar】と呼ばれた。辰砂は人造の硫化水銀である「銀朱」よりも不純物が多く、やや黄みのあるくすんだ色とされている。

日本にも『万葉集』の時代には既に伝来しており、佛造る眞朱足らずは、水たまる池田の朝臣が鼻の上を穿れと大神朝臣が詠んでいる。

朱色とは、元来は天然赤色顔料辰砂の色であり、色名としての朱色は本来この色をさす。しかし、後に人工顔料のバーミリオンが作られたため、天然顔料としての朱の色であることを強調する場合に、真朱や本朱(ほんしゅ)と区別して呼ばれた。朱肉にも古くは真朱が用いられていた。

別名または関係のある色

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年06月07日 最終更新:2008年07月21日