クリスマス島
クリスマス島の基本情報
- 最終更新
- 2007-03-22T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/oceania/cxr.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- クリスマス島【Christmas Island】。
- 首都
- (フライング・フィッシュ・コーブ(セトルメント))
- 国旗
- -
- 人種
- 中国系70%、ヨーロッパ系20%、マレー系10%。
- 言語
- 英語(公用語)35%、広東語44%、マレー語19%、インドネシア語、タミル語など。
- 宗教
- 仏教34%、キリスト教23%、イスラム教21%、無宗教22%。
- 通貨
- オーストラリア・ドル
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- CXR/CX/162
- 人口/面積
- 396人/135平方キロメートル
- 国歌/国花/国鳥
- -
- 漢字による表記
- -
- 時間帯
- UTC+ 7
- ccTLD
- .CX
- 国際電話番号
- -61-891
クリスマス島のその他情報
- 最終更新
- 2007-03-22T00:00:00+09:00
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クリスマス島の地形
クリスマス島はインド洋にあるオーストラリア連邦領の島。西オーストラリア州、パースの北西2360km、インドネシア、ジャカルタの南500kmの南緯10度30分、東経105度40分に位置する。島は西オーストラリア海盆がジャワ海溝に落ち込む北端に位置し、島から東側にクリスマス海膨、西側にはココス島までヴェニング=マイネス海山列が広がる。周囲の海底は約5000mであり、島棚は存在せず海岸から深海までが連続している。一般に海岸から山へは急峻な斜面が標高約200mまで続き、途中に造礁サンゴの跡であるテラスと呼ばれる平坦な部分がいくつか認められる。島の上部は標高200〜250mの比較的平坦な高台となっており、クリスマス島空港も高台にある。最高地点は西部のマーレー・ヒル(361m)。約6千万年前の火山活動によって島の原型が形成され、約2千万年前に一度沈降してサンゴ礁に起因する石灰岩が堆積した。豊富に存在するリン鉱もこの当時堆積したと考えられている。約1千万年前に再び数度にわたる隆起によって現在見られる島が形成された。島の土壌は主にサンゴ由来の石灰岩であり、中性から弱塩基性。一部火山起源の火成岩が露頭しているところもある。火成岩の部分では雨水が川を形成するが、石灰岩の部分では土壌に浸透して多数の鍾乳洞を形成している。集落は全て島の北東部に位置する。
- セトルメント地区:最も古くからの集落で、主に西欧系が居住。警察、商店、郵便局等があり最近では中国系の人も居住している。西欧系の住居は地区北部のロッキー・ポイントに多い。
- カンポン地区:主にマレー系の人々の居住地域で、フライング・フィッシュ・コーブのすぐ前に位置する。モスク、集合住宅、商店がある。
- プン・サーン地区:主に中国系の人々の居住区。セトルメント地区から坂を上った標高約150mのところにあり、学校もここにある。
- シルバー・シティ地区:1970年代から建設された、西欧系、中国系、マレー系の人々が混在する住宅街。プン・サーン地区の海寄りの見晴らしの良い高台にあり、アルミニウム等の金属素材を用いたサイクロンに耐え得る住宅が多いことから名付けられた。
- ドラムサイト地区:プン・サーン地区の奥に位置し、主にリン鉱関連で働く西欧系、中国系の人が住む。パークス・オーストラリアの事務所があり、熱帯雨林再生プログラムのための育苗が行われている。
クリスマス島の気候
熱帯モンスーン気候に属し、平均最高気温は4月の28.3℃、平均最低気温は8月の22.1℃。年間平均降水量は2117mmで、11月から4月までの雨季と5月から10月までの乾季がある。雨季は北西からのモンスーンが吹き、非常に蒸し暑く集中的な降雨がある。乾季は南東からの貿易風が卓越して、比較的過ごしやすい。
クリスマス島の経済
産業構造は農林水産業が0.4%、鉱工業が20.3%、商業サービス業が79.3%(2001年)。鉱工業はほとんどが鉱業で、商業サービス業は行政、教育関連の割合が高い。リン鉱の加工、出荷が盛ん。
クリスマス島の歴史
- クリスマス島を発見した人物は不詳。17世紀はじめのイギリス、オランダの海図には記録があり、1615年2月3日にイギリス東インド会社のジョン・ミルウォードがトマス号で島を見出したのが最初の記録と考えられている。ピーター・グースが1666年に出版した地図にはモニ島として記載されている。
- 1688年:ウィリアム・ダンピエがシグネット号で初めて島の西岸に上陸し、無人島であることを確認。
- 1886年:ジャック・マクレアがフライング・フィッシュ号で来島、島の北東岸に上陸可能な入り江を発見してフライング・フィッシュ・コーブと名づける。
- 1888年6月6日:イギリス海軍がイギリス領への編入を宣言。
- 1891年:マーレーとクルーニーズ=ロスはイギリス政府から99年間のリン鉱採掘権を与えられる。
- 1897年:クリスマス島リン鉱会社(Christmas Island Phosphate Company)が設立される。
- 1898年:イギリス植民地政府の施策で約200名の中国人が採掘労働者として島に送り込まれる。
- 1945年:イギリスのシンガポール植民地の管轄下に編入されたが、オーストラリアの要請により実効的な主権はオーストラリアに委譲。
- 1957年:オーストラリアはシンガポール政府に対して290万ポンドを支払い、1958年10月1日、クリスマス島はオーストラリアの領地となる。
- 1980年:島の西部が国立公園に指定される。
クリスマス島の文化
- 多数のアカガニが産卵期に島を埋め尽くすことで有名。
- 面積は 143km2で、その63パーセントが国立公園になっており、熱帯雨林で覆われている。
- オリジナル郵便切手の発行、販売は1958年から続いている。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年03月22日