STM【Synchronous Transfer Mode】

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STM とは

最終更新
2005-06-21T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/nw/technology/term/other/stm.html#stm

STM同期転送モードと呼ばれるTDM方式の1種です。1本の回線を複数の論理回線に分割し、125マイクロ秒(1/8000秒)ごとにその論理回線を順番に切り替えることによって実現されている多重通信方式です。送信側と受信側で送りと受け取りのタイミングを一致させながらデータの転送を行うことからこの名前が付きました。これとは逆に非同期転送モードはATM【Asynchronous Transfer Mode】と呼ばれています。

STM ではまず送受信の準備を行います。送信側から「今からデータを送りますので準備をお願いします」と言う信号を受信側に送ります。それを受けた受信側は「準備完了しましたのでどうぞ」と言う信号を送信側に送り、通信可能状態を確立するのです。通信可能状態さえ確立すれば後はデータを連続して送るだけです。データごとに送受信可能かどうかを確かめる必要はありませんし、データごとにヘッダとフッタを加える必要もありません(データの開始位置や終了位置はあらかじめ送信されている)。このため、転送効率が高いと言うメリットはありますが、最初の同期信号の検出に失敗し準備が整わないままデータの送信が始まった際には、全てのデータが失われてしまうと言うデメリットもあります。

補足

通信速度(転送レート)が固定化されたネットワークで使われる方式

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Copyright (C) 2005 七鍵 key@do.ai 初版:2005年06月21日 最終更新:2005年06月21日