Rlogin【Remote login】

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Rloginとは

最終更新
2006-01-07T16:45:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/nw/technology/protocol/rlogin.html#what

Rloginは4.X系(4.2以降)BSDのUNIXに装備されているリモートシステムへのログイン用の機能です。TCPコネクション、513番ポートが使われます。Telnetに似た環境を提供するプロトコルですが、よりUNIXシステム環境を活用する事ができると言う特徴があります。また、RloginにはTrusted Hostと言う考えが採用され、あらかじめ登録された端末間であればパスワードの入力をすること無くリモートログインを行うことができます。

TCPコネクションが確立されると、RloginクライアントNullで終わる4つの文字列をリモートに送信します。

<null>client-user-name<null>server-user-name<null>terminal-type/speed<null>

  1. 空文字列
  2. ローカルシステムのユーザ名
  3. リモートサーバへのアクセスに使うユーザ名
  4. ターミナルタイプ/速度

リモートサーバはこれに応えるためにNull文字を1つローカルへ送信し、データ送信モードへ入ります。

Telnetとは異なり、Rloginクライアントはオプションのネゴシエーションを行うことはできません。サーバ側から1オクテットの制御文字をデータストリームに埋め込み、TCP緊急フラグ(URG)を設定してクライアントへ送信します。

Rloginの制御文字
コード意味
2サーバから送信されたデータで、スクリーンに表示されずバッファに残っているデータをクライアントに破棄させる。
16RAWモード(スタートとストップのフロー制御文字がローカルで処理されず、生データとして扱われる。)への切り替えをクライアントに命令する。
32Cookedモード(スタートとストップのフロー制御文字がローカルで処理される。デフォルト。)への切り替えをクライアントに命令する。
128現在のウィンドウサイズをクライアントに要求する。

補足知識

最終更新
2006-01-07T16:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/nw/technology/protocol/rlogin.html#supplement

セキュリティ上の問題点も多く、Rloginの使用を禁止している管理者も多い。

ログイン処理の流れ

  1. ローカル側から送られてきたユーザ名とホスト名をチェックする。
  2. リモートシステム内の/etc/hosts.equivに登録されているホスト名及びユーザ名と照合する。
  3. 指定されたユーザのホームディレクトリ内にある.rhosts内のホスト名と照合する。
  4. 合致しないユーザに対して通常のログイン手順を要求する。

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当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース

Copyright (C) 2006 七鍵 key@do.ai 初版:2006年01月07日 最終更新:2006年01月07日