七五三

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七五三とは

最終更新
2008-01-06T12:35:07+09:00
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https://www.7key.jp/data/word_custom/shichigosan.html#what

七五三は「しちごさん」と読み、7歳、5歳、3歳の子供の成長を祝う行事。男の子は5歳、女の子は3歳と7歳の年の11月15日に晴れ着を着せ、氏神を祀っている神社に行き、お祓いを受けるのが正式とされる。ただし、本来は数え年だが現在は満年齢で行われる場合が多い。また、地方によっては男の子の3歳を七五三に含めて祝う場合もある。元々は正月の吉日か、子どもの誕生日などに行われていたが、江戸時代になって徳川綱吉の子・徳松君の祝いを天和元年の11月15日に行ったことから、それ以降この日に祝われるようになったと言われている。また、旧暦の15日はかつては二十八宿の鬼宿日に当り、何事をするにも吉であるとされ、旧暦の11月は収獲を終えてその実りを神に感謝する月であり、その月の満月の日である15日に氏神への収穫の感謝を兼ねて子供の成長を感謝し、加護を祈るようになったとも言われている。明治改暦以降は新暦の11月15日に行われるようになったが、現在では11月15日にこだわらず、11月中のいずれかの土日・祝日に行なうことも多くなっている。なお、北海道などの寒冷地では11月15日前後の時期は寒くなっていることから、1か月早めて10月15日に行なう場合が多い。

武家社会では、3歳になると男女ともおかっぱ髪から結髪をする「髪置きの祝い(かみおきのいわい)」をしていた。また、5歳になると男の子に初めて袴を着せて碁盤の上に立たせる「袴着の祝い(はかまぎのいわい)」が行われ、7歳になった女の子には、それまで帯の代わりに付けていた紐から初めて本仕立ての着物と丸帯との大人の装いをする「帯解(おびとき)」や「紐落(ひもおとし)」、「帯直しの祝い」と呼ばれるお祝いを行ったことが、七五三の原型と考えられている。また、かつては「七歳までは神のうち」と言われるほど、7歳までの死亡率が高かったことから、7歳まで無事に生きてきた子どもの成長を氏神に見せて感謝をする意味もあったといわれている。

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月06日 最終更新:2008年01月06日