タチアオイ

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タチアオイタチアオイ（2）

タチアオイの情報

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一般名	タチアオイ
学名	Althaea rosea
科名と属名、園芸分類	アオイ科タチアオイ属（アルケア属）の耐暑性耐寒性宿根草（多年草）
英語名	holly hock / garden mallow / great mallow / holy mallow / jagged mallow
別名	ホリホック（ホリーホック）、ハナアオイ（花葵）、アルテアロゼア
花の情報	真っ直ぐに伸びた花茎に一重の5弁花、または八重咲きの花を下の方から穂状に多数（1つの場合もある）付ける。色は赤、濃赤、桃、黄、青紫、白、黒（濃い紫）などと多彩。総苞片は三角形から披針形で、萼の長さの半分強。中心部に雌しべと雄しべがあり、雄性先熟。
開花時期	6～8月
原産地	東ヨーロッパ
適温
草丈	100～300cm
花径	約10cm

以前この植物は中国原産と考えられていたが、現在はビロードアオイ属のトルコ原産種（Althaea setosa）と東ヨーロッパ原産種（A. pallida）との雑種とする説が有力。
日本へは室町時代に中国から渡来したとされる。葵（あおい）といえば、本種をさすことが多い。
ハナアオイとの別名もあるが、本来「ハナアオイ」はアオイ科ハナアオイ属の【Lavatera trimestris】もしくはハナアオイ属の植物の総称として用いられるため、注意が必要である。また、英名にちなみ「ホリホック」とも呼ばれるが、これは必ずしも本種のことを指すとは限らず、旧属名であるタチアオイ属（Alcea）の植物の総称として用いられるため、こちらも注意が必要である。
タチアオイの花は下の方から咲きあがり、頂部の花が咲き終る頃に梅雨があけるとされる。
「タチアオイ」の名前は、真っ直ぐに伸びる草姿にちなむとされる。
【Althaea】は、薬効があることからギリシャ語の「治療【althaino】」が語源。
根は蜀葵根（ショクキコン）として漢方薬（胃腸薬、賦形剤）の原料に、花はハイビスカスティーの原料となる。また、天然の着色料として用いられることもある。