ムクゲ

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ムクゲ（2）

ムクゲの情報

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一般名	ムクゲ（木槿）
学名	Hibiscus syriacus L.
科名と属名、園芸分類	アオイ科フヨウ属（ハイビスカス属）の落葉低木
英語名	shrub althaea
別名	ハチス
花の情報	花色は、白、紅紫が一般的。ピンク、紫や八重咲きの園芸種もある。5つの花弁の中心に大きなめしべとこれに付着したおしべが多数ある。朝開いて夜にはしぼむ一日花であるが次々に咲くため、夏中花が絶えることはない。
開花時期	6～10月
原産地	中国・インド
適温	-
草丈	300～400cm
花径	8～10cm

アオイ科の中で最も耐寒性が強く、北海道南部まで栽培が可能。ハイビスカスと同じ仲間で、花は同じ仲間のフヨウに類似。原産は中国で日本には平安時代に渡来。万葉の頃には、キキョウやムクゲの花を「アサガオ」（アサガオ）と呼んでいたとの説もある。当時「朝顔」とは特定の花を表す名前ではなく、「朝に咲く美しい花」との意味だったと考えられている。
中国では「木槿（ムージン）」と呼び、日本でもこの字が漢字としてあてられている。漢名である「木槿」の音読み「もくきん」が訛化して「むくげ」となった説と、韓国の呼び名「無窮花（ムグンファ/ムキュウゲ）」訛化して「むくげ」となった説がある。ちなみに大韓民国の国花「無窮花（ムグンファ）」がこの花にあたる。
乾燥にも強く、荒れ地にも耐えるので庭木の他、道路路側帯などにも植栽されている。水はけのよい土に植え、日当たりのよい場所で栽培する。植え付け・植え替えは春と秋。
樹皮を乾燥したものは木槿皮（もくきんぴ）という生薬として用いられる。抗菌作用があり水虫薬として配合される。また、花を乾燥したものは木槿花（もくきんか）という生薬で、胃腸炎、下痢止めなどに用いられる。