第22番札所 白水山平等寺
白水山平等寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s22_byoudouzi.html#basic
- 正式名称と通称
- 白水山医王院 平等寺(はくすいざん びょうどうじ)/通称:-
- 本尊と宗派、開基
- 薬師如来 / 高野山真言宗 / 弘法大師
- 真言
- オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
- 御姿
-
- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第22番 白水山 平等寺 の御詠歌に
- 平等にへだてのなきと聞くときは あら頼もしき仏とぞみる(びょうどうに へだてのなきと きくときは あらたのもしき ほとけとぞみる)
- 所在地と電話番号
- 〒779-1510:徳島県阿南市新野町秋山177(0884-36-3522)
- 前札所と次札所
- 前札所:第21番札所 太龍寺(11.7km)/次札所:第23番札所 薬王寺(20.7km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:太籠寺→太籠寺口→阿瀬比→山口→藁野→平等寺
- 太龍寺から徒歩約100分、徳島バス徳島駅前行:阿瀬比→山口中(6分)、下車後徒歩(4km)
- JR牟岐線新野駅下車。徒歩25分。
- 駐車場:無料(30台:境内まですぐ)
- 宿泊
- 宿坊60人(3800円)、要予約
白水山平等寺のその他情報
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- 2007-05-21T00:00:00+09:00
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歴史と謂れ
延暦11年(792年)、弘法大師は41歳のときこの地に来錫し、諸人の厄除け(大師の母の玉依御前が厄年にあたるための厄除祈願ともされる)を祈願されていた。すると空中に瑞雲がたなびくのを感じ、その雲の中に金色の梵字が出現。梵字を加持すると薬師如来の尊像が感応した。大師は急いで供える水を求めて井戸を堀ったが、湧き出たのは乳白色の水。大師は頓着せずその水で沐浴修行し、百日修行感得の後に薬師如来像を刻んで本尊とし、堂塔を建立して安置した。人々を平等に救うために寺号を平等寺とし、このとき錫杖で堀った霊水にちなんで白水山の山号をつけたという。開基以来寺運は隆盛で、七伽藍を備えて12坊を有するほど栄えたが、天正年間に長宗我部の兵火により焼失。その後江戸時代中期に再興され、現在に至っている。現在も白水の井戸からは日照りでも枯れることなく霊水が湧き出、万病に効くとされている。遍路の多くはこの霊水を有難くいただいてゆく。
堂塔
新野の町に入り、桑野川を渡ると仁王門がある。本堂は小高い山の中腹にあり、途中大師堂、鐘楼、閻魔堂、観音堂、本坊納経所などがある。
その他
行事
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その他の情報
- 本堂まで行く石段の上り口に、万病に効くといわれる伝説の「開運鏡の井戸」があり、今なお水が湧き出ている。当時は乳白色の水と伝えられているが、現在では無色透明になっている。万病に効く「弘法の霊水」として有名で、御参りの人から崇められ、汲んで帰る人も多い。日照りでも枯れることなく、今でもこんこんと湧き出ている。
- 大師が母の厄除け祈願をしたのがこの寺の開創の由来ともされ、男坂と女坂はそれぞれの厄年の数の段数になっており、一段一段に一円玉のお賽銭を置いてく人も多い。
- 本堂の格天井にはたくさんの草花を描いた天井画がある。
- 大師がつき立てた杖が大杉になったという「さかさ杉」の巨木がある。
- 平等寺の襖給金地着色秋草拭四面は、狩野内膳の筆で県の文化財に指定されている。
- 本堂に松葉杖やイザリ車が奉納されている。これは大正・昭和の時代に医者から見放されたイザリ(痿躄ともいわれる難病)患者が巡礼の旅をし、この寺で霊験を授かって病が治り奉納されたもの。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日