セレン【Selenium】
セレンの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/se.html#basic
セレンの一般特性
- 名称/記号/番号
- セレン / Se / 34
- 分類
- 非金属
- 族/周期/ブロック
- 16(VIB) / 4 / p
- 密度/硬度
- 4790kg・m-3 / 2
- 単体の色
- 灰色、光沢ある金属色
セレンの原子特性
- 原子量
- 78.96amu
- 原子半径(計測値)
- 115(103)pm
- 共有結合半径
- 116pm
- VDW半径
- 190pm
- 電子配置
- [Ar]3d104p44s2
- 電子殻
- 2,8,18,6
- 酸化数(酸化物)
- ±2,4,6(強酸性酸化物)
- 結晶構造
- 六方最密構造
セレンの物理特性
- 相
- 固体(反磁性)
- 融点
- 494K
- 沸点
- 957.8K
- モル体積
- 16.42×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 26.3kJ・mol-1
- 融解熱
- 6.694kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 0.695Pa(494K)
- 音の伝わる速さ
- 3350m・s-1(293.15K)
その他
- クラーク数
- 0.00001%
- 電気陰性度
- 2.48(ポーリング)
- 比熱容量
- 320J・kg-1・K-1
- 導電率
- 不明
- 熱伝導率
- 2.04W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1イオン化エネルギー:941kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:2045kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:2973.7kJ・mol-1/第4イオン化エネルギー:4144kJ・mol-1
セレンのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/se.html#basic
セレンの特徴
酸素族元素の一つ。いくつかの同素体が存在するが、常温で安定なのは金属セレン(灰色セレン、六方晶系で鎖状構造)。他の同素体として、赤色の単斜セレン(結晶セレン)、黒色(赤色)、ガラス状の無定形セレンなどがある。水に不溶だが、二硫化炭素には溶ける。また、熱濃硫酸と反応する。燃やすと不快臭のある気体(二酸化セレン)が発生する。硫黄に性質が似ている。
セレンの歴史
1817年、スウェーデンの化学者イェンス・ベルセリウス【Jons Jakob Berzelius】によって、テルルと共に発見された。
セレンの用途
- 金属セレンは半導体性、光伝導性があり、これを利用してコピー機の感光ドラムに用いられる。
- 整流器に使われたり、ガラスの着色剤、脱色剤に使われる。
その他
ギリシャの「月の女神(Selene)」から命名。この元素はテルル(地球から命名)の分離時に発見され、性質もよく似ていたため、地球の衛星の「月」にちなんで命名された。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日