オスミウム【Osmium】

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オスミウムの基本情報

最終更新
2007-04-26T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/os.html#basic

オスミウムの一般特性

名称/記号/番号
オスミウム / Os / 76
分類
遷移金属
族/周期/ブロック
8(VIII) / 6 / d
密度/硬度
22610kg・m-3 / 3,7
単体の色
青みを帯びた灰色

オスミウムの原子特性

原子量
190.23amu
原子半径(計測値)
130(185)pm
共有結合半径
128pm
VDW半径
不明
電子配置
[Xe]4f145d66s2
電子殻
2, 8, 18, 32, 14, 2
酸化数(酸化物)
-2,-1,0,1,2,3,4,5,6,7,8(酸性酸化物)
結晶構造
六方最密構造

オスミウムの物理特性

固体(常磁性)
融点
3306K(3033℃/5491°F)
沸点
5285K(5012℃/9054°F)
モル体積
8.42×10-3m3・mol-1
気化熱
627.6kJ・mol-1
融解熱
31.8kJ・mol-1
蒸気圧
2.52Pa(3300K)
音の伝わる速さ
4940m・s-1(293.15K)

その他

クラーク数
3×10-7%
電気陰性度
2.2(ポーリング)
比熱容量
130J・kg-1・K-1
導電率
10.9×106m・Ω
熱伝導率
87.6W・m-1・K-1
イオン化エネルギー
第1イオン化エネルギー:840kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1600kJ・mol-1

オスミウムのその他情報

最終更新
2007-04-26T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/science/element/os.html#basic

オスミウムの特徴

白金族元素の1つで貴金属でもある。比重はイリジウムに次いで重い(オスミウムが全元素中で最も重いとする資料もある)。白金族中では最も酸化され易い。高温でハロゲン元素と反応するが、王水にはあまり溶けない。希少金属。

オスミウムの歴史

1803年、イギリスのテナント【Smithson Tennant】によって粗白金の王水溶解残留物からイリジウムと共に発見された。

オスミウムの用途

白金イリジウムとの合金は耐食性に優れて硬い。特に天然に産するイリジウムとの合金は、イリドスミン【Iridosmine】の名で知られていたが、1991年の白金族鉱物の命名法改定によってこの名は消滅。現在は割合が多い金属の名が付けられる。万年筆のペン先に用いられ、日本では北海道に多く産する。

その他

加熱すると生じる四酸化オスミウムが特有の匂いを放つことから、ギリシャ語の「くさい(osme)」にちなみ命名。

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当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース

Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日