カルシウム【Calcium】
カルシウムの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/ca.html#basic
カルシウムの一般特性
- 名称/記号/番号
- カルシウム / Ca / 20
- 分類
- アルカリ土類金属
- 族/周期/ブロック
- 2(IIA) / 4 / s
- 密度/硬度
- 1550kg・m-3 / 1.75
- 単体の色
- 銀白色
カルシウムの原子特性
- 原子量
- 40.078amu
- 原子半径(計測値)
- 180(194)pm
- 共有結合半径
- 174pm
- VDW半径
- 不明
- 電子配置
- [Ar]4s2
- 電子殻
- 2,8,8,2
- 酸化数(酸化物)
- 2(強塩基性酸化物)
- 結晶構造
- 面心立方構造
カルシウムの物理特性
- 相
- 固体(常磁性)
- 融点
- 1115K(839℃)
- 沸点
- 1757K(1494℃)
- モル体積
- 26.20×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 153.6kJ・mol-1
- 融解熱
- 8.54kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 254Pa(1112K)
- 音の伝わる速さ
- 3810m・s-1(293.15K)
その他
- クラーク数
- 3.39%
- 電気陰性度
- 1.00(ポーリング)
- 比熱容量
- 632J・kg-1・K-1
- 導電率
- 29.8×106m・Ω
- 熱伝導率
- 201W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1イオン化エネルギー:589.8kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1145.4kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:4912.4kJ・mol-1
カルシウムのその他情報
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- 2007-04-26T00:00:00+09:00
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カルシウムの特徴
アルカリ土類金属元素の一種。銀白色の金属。常温で酸素やハロゲン元素と反応する。常温で水ともゆるやかに反応(アルコールとも反応)、アンモニア(液体)に溶ける。また、ヒトの必須元素で、生体内には約1kgほど存在する。脳の活動を促す働きがあり、骨の主成分でもある。
カルシウムの歴史
1808年にハンフリー・デービー【Humphrey Davy】が、石灰を溶融電解することにより金属カルシウムを単体分離することに成功。
カルシウムの用途
- 石灰(酸化カルシウム)という用途に多用され、古代では建材としてモルタルの製造に用いた。
- 石灰は食品乾燥剤として非常に身近。
- 骨の主成分であり人体にも必須の元素であるため食物を通じて摂取する。カルシウムが不足すると健康に悪影響があるため、カルシウムを補助するための食品や薬品等も販売されている。
- 高い化学反応性を利用し、製鉄において鋼鉄の物性を向上させる目的でカルシウムが使われ、精錬にも使われる。
- 希ガスの精錬の際に、脱窒素剤として使用される。
- マグネシウム合金にごく少量カルシウムを添加することで耐熱性が向上するために改良剤として利用がある。
- 真空管内の残留ガス(酸素や窒素)を捕獲除去するゲッターとして用いる。
その他
この元素が石灰石の中に化合物として多く含まれているため、ラテン語の「石灰(calx)」から命名。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日