マグネシウム【Magnesium】
マグネシウムの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/mg.html#basic
マグネシウムの一般特性
- 名称/記号/番号
- マグネシウム / Mg / 12
- 分類
- アルカリ土類金属
- 族/周期/ブロック
- 2(IIA) / 3 / s
- 密度/硬度
- 1738kg・m-3 / 2.5
- 単体の色
- 銀白色
マグネシウムの原子特性
- 原子量
- 24.305amu
- 原子半径(計測値)
- 150(145)pm
- 共有結合半径
- 130pm
- VDW半径
- 173pm
- 電子配置
- [Ne]3s2
- 電子殻
- 2,8,2
- 酸化数(酸化物)
- 2(強塩基性)
- 結晶構造
- 六方最密充填構造
マグネシウムの物理特性
- 相
- 固体(常磁性)
- 融点
- 923K(650℃)
- 沸点
- 1363K(1090℃)
- モル体積
14.00- ×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 127.4kJ・mol-1
- 融解熱
- 8.954kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 361Pa(923K)
- 音の伝わる速さ
- 4601m・s-1(293.15K)
その他
- クラーク数
- 1.93%
- 電気陰性度
- 1.31(ポーリング)
- 比熱容量
- 1020J・kg-1・K-1
- 導電率
- 22.6×106m・Ω
- 熱伝導率
- 156W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1イオン化エネルギー:737.7kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1450.7kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:7732.7kJ・mol-1
マグネシウムのその他情報
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- 2007-04-26T00:00:00+09:00
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マグネシウムの特徴
クロロフィルの構成要素であり、生理的にも重要な元素である。苦い味に由来して、肥料の業界などでは俗に苦土(くど: bitter salts)とも呼ばれる。豆腐を作るときの凝固剤であるにがりの主成分はマグネシウム塩。純粋なマグネシウムは酸化され易い。非常に軽い軽合金の材料として重要。主に海水中に溶けている塩化マグネシウムを取り出し、それを溶融塩電解することによって得られる。
マグネシウムの歴史
1808年、ハンフリー・デービーにより発見される。
マグネシウムの用途
- マグネシウムはさまざまな合金の第一金属(合金の基本となる金属)としてや、その他の合金に付加されるなど合金としての用途が大きい。プラスチックと比べてリサイクルしやすいのも利点。
- 酸化しやすいうえ、その際に強い光を出すという性質を活かし、かつては酸化剤と混合したものがカメラのフラッシュの発光材(フラッシュパウダー、閃光粉)として利用されていた。光量の調節が難しく発光時大量の煙を発生させ、シャッターとの同調も手作業であるため、閃光電球やストロボが普及するとフラッシュとしては全く使われなくなった。
- 濡れていても発火できるため、キャンプ用の発火用具にも使われている。
- 合金よりも軽量で内部損失も高いことから、スピーカーメーカーであるフォステクスは、純マグネシウムを樹脂でコーティングすることで酸化の問題を解決し、スピーカーユニットの振動板として用いている。
- 携帯電話の筐体などがダイカスト製法で作られている。
- マグネシウムを過剰に摂取すると下痢を起こす。これを逆手に取り、クエン酸マグネシウムなどは大腸検査のときの下剤として使われる。
その他
ギリシャ北部の「マグネシア」地方で産出されたことから命名。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日