アナクシマンドロス【Anaximandros】

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アナクシマンドロス(BC610年頃〜BC546年頃)

最終更新
2007-09-30T17:54:09+09:00
この記事のURI参照
http://www.7key.jp/data/philosophy/anaximandros.html#what

アナクシマンドロスはイオニア学派の1人で、師であり友人でもあったタレスの意思を受け継いで万物の根源を探る第一原理を探求した古代ギリシャの哲学者。タレスとともに哲学の始祖とされることもある。アナクシマンドロスは水をアルケーとみなすタレスの見解に異論を唱え、アルケーが万物の生成の根源であるなら、それがこの世界に目に見える形で存在する特定のものであるはずがないと考えた。また、水がアルケーであるなら、何故水からその反対の性質を持つ火が生成されるのか理解できないとした。これらの疑問からアナクシマンドロスは、アルケーはト・アペイロンだと主張をした。「アペイロン【Apeiron】」は限界(ペラス/ペレス)をもたないものとの意味で、ト・アペイロンは「無限なもの」を指す。アナクシマンドロスは有限なものには必ずそれと相反する関係にあるものが存在することに気付き、それらの相互作用を通じて万物の生成は進行するのだと結論付けた。そのことから、これらの対立を生み出す根源であるはずのアルケーは、限定を受けて諸々の対立が存在するようになる以前の状態にあると考えざるを得ない。そのことから「アルケーはト・アペイロンだ」との主張が生まれたのである。この発想の革新的な点は、タレスが「水」という自然界に存在する要素を用いて世界の起源を説明しようとしたのに対し、「火」と「水」といったあらゆる対照物をもつらぬく要素を抽出するために「無限なもの」という抽象度の高い概念を用いた点にある。

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年09月30日 最終更新:2007年09月30日