モルドバ

モルドバの基本情報

最終更新

2007-04-20T00:00:00+09:00

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国・地域名（ISO 3166-1による英語名）

モルドバ共和国【Moldova, Republic of】。公式の英語表記は、Republic of Moldova。

首都

キシニョフ【Kishinev(Chisinau)】

国旗

人種

モルドバ人（ルーマニア人）（64.5%）、ウクライナ人（13.8%）、ロシア人（13.0%）、ガガウス人（3.5%）、ブルガリア人（2.0%）（1989年ソ連国勢調査）

言語

公用語はロマンス語系のモルドバ語（ルーマニア語と同じ。但し、旧ソ連時代にはルーマニア語とは全く異なる言語であるとの宣伝が行われ、文字もラテン文字ではなく、キリル文字を使用していた）、ロシア語も一般に通用。

宗教

キリスト教（正教）が優勢

通貨

モルドバ・レイ：Moldovan Leu（MDL）（複数形：レイ【Lei】）

3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード

MDA/MD/498

人口/面積

4,446,455人/33,843平方キロメートル（日本の約11分の1）

国歌/国花/国鳥

(モルドバの国歌)/-/-

漢字による表記

摩爾多瓦

時間帯

UTC (±2)（DST: なし）

ccTLD

.MD

国際電話番号

373

モルドバのその他情報

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モルドバの地形

東ヨーロッパの内陸国で、西はルーマニア、他の三方はウクライナと国境を接する。国土の大半は標高200m以下の黒土に覆われた波状丘陵で、東をドニエストル川、西をドナウ川支流のプルート川が貫流している。両河川は黒海へ注いでいる。

モルドバの気候

大部分は湿潤大陸性気候で寒暑の差が大きく夏は乾燥。南部は冬も温暖で地中海性気候を示す。

モルドバの経済

肥沃な土壌に恵まれるため農業が発達。生産性も高く、就業人口の半数が一次産業に従事。ブドウを中心に果実、野菜、テンサイなどが栽培され、酪農も盛ん。工業はワイン、缶詰などの食品加工が中心。独立後の経済は沿ドニエストル地域の紛争もあり大きく後退、IMFの支援を受けた。ロシア・ベラルーシ側に加わろうとする勢力と、EU加盟を目指す勢力があり、成長を阻んでいる。

主要貿易品目

輸出は農産品、医療、機械。輸入は鉱物資源、繊維、機械、電子機器。

主要貿易相手国

輸出はロシア、ルーマニア、ウクライナ。輪入はロシア、ウクライナ、ルーマニア。

モルドバの歴史

• 1367年：現モルドバ共和国が位置するベッサラビア地方をモルダヴィア公国（現ルーマニア）が領有。
• 15世紀：オスマン帝国の宗主権下に置かれる。
• 1812年：露土戦争の結果、ブカレスト条約によりベッサラビアとして帝政ロシア領に編入。
• 1917年：ロシア革命、人民投票によりソビエトとの併合を決議。
• 1918年：ルーマニア、ベッサラビアを占領。
• 1920年：パリ条約でルーマニアの領有を承認。
• 1924年：ソ連、ドニエストル河東岸にウクライナ・ソヴィエト社会主義共和国の構成部分として「モルダヴィア自治共和国」を創設。
• 1940年：ソ連、独ソ不可侵条約秘密議定書に基づくドイツとの合意に従い、ベッサラビアを占領。
• 1940年：ソ連、モルダビア・ソビエト社会主義共和国を創設、ソ連の一部となる。
• 1944年：ソビエト軍の侵攻で、モルダビア・ソビエト社会主義共和国に戻る。
• 1947年：連合国とルーマニアの平和条約でベッサラビアのソ連への委譲を確認。
• 1989年：モルダビア人民戦線の結成。
• 1990年6月6日：共和国を「モルダビア・ソビエト社会主義共和国」から「モルドバ・ソビエト社会主義共和国」に変更。
• 1990年6月23日：共和国主催宣言。
• 1991年5月23日：国名をモルドバ共和国に変更。
• 1991年8月27日：ソビエト連邦より独立。
• 1991年12月21日：独立国家共同体創設協定議定書に署名。
• 1992年3月2日：国連加盟。

モルドバの文化

• 旧ソビエト連邦を構成していた国家の一つ。ルーマニアとロシアとの間で領土の占領・併合が繰り返される地域で、現在もルーマニアとロシアの狭間で揺れている。
• モルドバという名前はダキア語のmolta（多い）dava（砦）に由来する。また、ハンガリーの貴族が川の名前から付けたという別の説もある。
• 独立国家共同体加盟国。
• 民主主義と経済発展の機構加盟国。