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https://www.7key.jp/nw/wan/public/mtp.html#what
MTPは、SS7の最下層に位置し、基本的な経路管理を行うプロトコルです。OSI参照モデルと比較した際は次のようなイメージとなります。
MTP | 主な機能 | OSI参照モデルとの比較 |
---|---|---|
MTP Level3 | 共通線信号網上でのルーティング | ネットワーク層 |
MTP Level2 | フレームの識別や誤り制御など | データリンク層 |
MTP Level1 | 変調方式やビット列の伝送など | 物理層 |
https://www.7key.jp/nw/wan/public/mtp.html#level1
MTP Level1では、電話交換機同士がやり取りをする共通線信号の変調方式やビット列の伝送方法が定められることとなります。共通線にはデジタルネットワークや家庭向けのISDNサービスと同じ伝送方式の回線を利用しています。符号化方式はAMI方式又はQAM方式が採られ、伝送速度はAMI符号であれば64kbps、QAM符号であれば48kbpsとなります。
https://www.7key.jp/nw/wan/public/mtp.html#level2
MTP Level2では、電話交換機同士がやり取りをする共通線信号のフレームフォーマットを定め、フレームの識別や誤り制御などの方法を規定しています。共通線信号のフレームフォーマットの例を次に示します。
01111110
をとる。データの中に1
が5個連続した場合は送信側で必ずその直後に0
を挿入する。これにより、受信側は1
が6つ続けばそれをフラグと判断でき、5つの1
の後に0
が続けばその0
は送信側が挿入した不要なものとして取り除く。1
となる。括弧内はビット長。最大フレーム長は4096bit。SIFは最大4032bit。
https://www.7key.jp/nw/wan/public/mtp.html#level3
各電話交換機の中継機となる共通線の交換機をSTP【Signal Transfer Points】(信号中継交換機)と呼びます。STPの役割は、ある電話交換機から別の電話交換機に向かう共通線信号を中継することです。STPは電話交換機から共通線信号フレームを受け取り、それを該当の電話交換機へ転送します。また、STPは別のSTPと接続することもあります。このSTPによって構築されたSTPネットワークを指して共通線信号網と呼びます。
https://www.7key.jp/nw/wan/public/mtp.html#supplement
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