URLってなに?
URLって一度くらいは見たことないですか?掲示板やメールの署名、最近では雑誌や名刺、テレビなどでも目にする機会が多いのではないでしょうか。
実際には【Uniform Resource Locator】の略でWEBページの住所に当たるものです。この住所をブラウザに入力することによって、住所に該当するWEBページを見ることができるという仕組みになっています。
今見てもらってるこのページにも当然URLと呼ばれる住所がありますので、これを例に話を進めましょう。実際にURLはブラウザの上の方に「アドレス」として表示されています(下図参照)。
https://www.7key.jp/hp/2/6.html
これがURLです。
少し補足ですが、実際URLはWEBページの住所ではなく、HTMLファイルや画像ファイル等、インターネット上に公開されている全てのファイルにつけられた住所といった方が正しいのです。
ですので、例で挙げたURLの一番最後を見て下さい。「6.html」となっているでしょう。このWEBページの元になるHTMLファイルの名前が「6.html」だということを表しているのです。
前置きはこのくらいにしまして、URLをもっと詳しくみてみましょう。これからの話は、前回までの話である「HTMLファイルを作ってみよう」と「フォルダってなに?」の内容がしっかり頭に入っていないと難しく感じるかもしれません。不安な方は復習しておいてくださいね。
まず、URLは大きく分けて以下の3つのパーツに分けることができます。
- WEBサイトを表す住所
- フォルダ名
- ファイル名
まず、WEBサイトを表す住所ですが、これは通常自分では決めることができません。
HPスペースを用意したときの登録完了用紙や登録完了メールなどに「あなたのHPアドレス」とか「あなたのURL」などといった「http://」から始まるなにやら暗号文のようなものがあったはずです。これがあなたのWEBサイトを表す住所となっています。例では「https://www.7key.jp/hp/」がWEBサイトを表す住所に当たります。
ここでよくよく考えてみてください。HTMLファイルや画像ファイルに住所があるということはなんとなく想像がつくでしょう。そのHTMLファイルがインターネット上のどこにあるのかということですからね。「ここにある」ってことがはっきり言えそうな気がしますし、実際に特定もできます。
でもWEBサイトの住所っていったいなんなのでしょうか。ばくぜんとしすぎていてよくわからないかもしれませんが、答えを言ってしまえばごくごく当たり前なことなんですよ。
あなたのWEBサイトを表す住所と言うのは、WEBサーバ上に作られたあなたのためのフォルダのことなのです。このフォルダの中にローカルで作成したHTMLファイルをどんどん保存していくことによってHP作りは進められていきます。WEBサイトという単語の意味をしっかり理解していれば「あ、なるほど!」と思えることです。WEBサイトの意味を忘れてしまった方はそもそもHPってなに?」に戻って復習しましょう。
次にフォルダ名の部分ですが、これはURLによってはない場合もあります。WEBサイトの住所があなたのために用意されたフォルダだということがわかれば、ごくごく当然のことですよね。その用意されたフォルダの中に直接ファイルを保存すれば、フォルダを指定する必要もありません。
フォルダを指定する必要があるのは、あなたのために用意されたフォルダの中に更にフォルダを作成(アップロード)し、その中に保存してあるファイル名をURLで指定する場合です。
そして、フォルダであることを表す記号として「/(スラッシュ)」を使います。つまり記述方法は「フォルダ名/」となります。
実際に例を見てみましょう。
https://www.7key.jp/hp/2/6.html
頭の「https://www.7key.jp/hp/」がWEBサイトを表す住所、すなわち、私のために用意されているサーバ上のフォルダの住所です。そして、この例では「2/」という部分がフォルダを表す部分になっています。つまり、私のために用意されていますサーバ上のフォルダの中に「2」というフォルダがあり、このURLはそのフォルダの中にあるファイルを指定していますよ、ということですね。
もし、「2」というフォルダの中に更に「3」というフォルダがあり、更にその中に「4」というフォルダがあったならば、フォルダを表す部分は「2/3/4/」となります。
最後にファイル名ですが、これはもう説明の必要はないですね。そのURLが表すファイル名を指定するものです。
少し余談ですが、あなたのWEBサイトを表す住所は「/(スラッシュ)」で終わっていませんか?HPスペースによっては「index.html」や「top.html」などで終わっているURLを通知される場合もありますが、たいていの場合、「/(スラッシュ)」で終わるURLを通知されているようです。
例えば私のWEBサイトの住所ですが、「https://www.7key.jp/hp/」というものになっています。これはフォルダを表す住所であり、ファイル名に当たるものは何もないので当然このURLでは何も表示されない・・・はずなのですが、実際は表示されています。
https://www.7key.jp/hp/をクリックしてみて下さい。
(別窓で当サイトのトップページが立ち上がります)
実はこれ、WEBサーバのしわざなのです。WEBサーバはフォルダ名で終わっていて、ファイル名のないURLを指定された場合、そのフォルダの中にある「index.html」や「top.html」が指定されたものとみなすのです。
なので、実際には私に与えられているフォルダの中にある「index.html」というHTMLファイルが開かれていることになります。
もっと詳しく知りたい方は別館「URLとURI」も参照ください。
- 掲示板
- 「電子掲示板」の略で、「BBS」とも呼ばれます。 参加者すべてが読み書きできる電子的な掲示板サービスのことを指します。
- メールの署名
- 電子メールの最後に記入される送信者の氏名や連絡先などを数行にまとめたものを指します。
- 通常
- インターネットの住所を管理しているところに申請をすれば、自分の好きな住所(ほかに重複がなければ)を登録してもらえます。 ただ、無料ってわけにはいきませんし、無料HPスペースと呼ばれるサービスやプロバイダが提供してくれている HPスペースには使うことができません。
- 指定されたものとみなす
- これはWEBサーバの設定によるものですので、全てのWEBサーバが同じ動作をするとは限りません。 フォルダで終わるURLを指定された場合にフォルダの中にあるファイルとフォルダを表示する設定にもできますし、 「index2.html」というHTMLファイルを開くように設定することもできます。 ただし、これは基本的にWEBサーバの管理者が設定することですので、勝手に変更できない場合が多いです。