お七夜

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お七夜とは

最終更新
2008-01-06T00:49:40+09:00
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https://www.7key.jp/data/word_custom/oshichiya.html#what

お七夜は「おしちや」と読み、赤ちゃんの誕生から7日目の夜に赤ちゃんの健やかな成長を願うお祝いを指す。赤ちゃんの両親のほかに両家の両親などが集って内輪でお祝いをするのが一般的。赤飯や尾頭付きの鯛、昆布、紅白の麩などの祝膳を家族で食べ、お宮参りまでの約1か月間、決まった名前を書いた命名書を飾る。今日では、出産した病院からの退院が産後1週間前後の日となることが多いため、退院祝いを兼ねて行うことも多くなっている。また、記念に手形や足形を採ることも増えている。

元々平安時代の貴族階級では、子どもが生れた日を「初夜」、3日目を「三夜」、5日目を「五夜」、7日目を「七夜」、9日目を「九夜」と呼び、奇数日に出産を祝う「産立ちの祝い(うぶだちのいわい)」の行事を催していた。それが江戸時代に七夜だけが行事として残り、この日を赤ちゃんの名付け披露として「お七夜」と呼ぶようになった。特に江戸幕府の徳川将軍家では、お七夜を命名の儀として諸大名から祝い品を受けることを公式行事にしたため、その行事が庶民の間に広まっていったと考えられている。

命名当日は、奉書紙などの中央に縦書きで墨を用い「命名 ○○○」と赤ちゃんの名前を命名書に書き、左側に誕生年月日を書き入れて、神棚の下や床の間の柱などに貼り下げるのが通例とされる。

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月06日 最終更新:2008年01月06日