小正月

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小正月とは

最終更新
2007-11-18T16:55:56+09:00
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小正月は「こしょうがつ」と読み、正月の望の日(満月の日:旧暦1月15日)を指す。現在は新暦の1月15日に行われる場合もあり、元日を大正月と呼ぶのに対してこのように呼ぶ。支那式の太陰太陽暦が導入される以前、望の日を月初としていたことの名残りと考えられている。ちなみに、この小正月までが本来の松の内である。この日の朝には小豆粥を食べてその年の豊作を祈願する習慣があり、古くは『土佐日記』や『枕草子』にも小豆粥の記述が見られる。古来、小豆は米や大豆とともに日本人の食生活に欠かすことができない穀物であり、赤い色の食べ物は体の邪気を祓うと考えられていたため、めでたい日などには赤飯の形で神棚に供えられた。現在でも東北地方の農村などに、左義長の前に小豆粥を食べる習慣が残っている地域がある。これらの地域では、元日から小正月の期間中に小豆(さらには、獣肉を含む赤い色をした食品全般)を食することが禁忌とされている場合が多い。

かつて元服の儀を小正月に行っていたことから1月15日は成人の日とされ国民の祝日であったが、その名前から小正月との関連がわかりづらく、また小正月自体がなじみが薄いものとなったこともあり、2000年から成人の日は1月の第2月曜日に変更されている。

小正月には左義長を始め、地方によっては「なまはげ」や「かまくら」などの行事が行われる。

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年11月18日 最終更新:2007年11月18日