キセノン【Xenon】
キセノンの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/xe.html#basic
キセノンの一般特性
- 名称/記号/番号
- キセノン / Xe / 54
- 分類
- 希ガス
- 族/周期/ブロック
- 18(0) / 5 / p
- 密度/硬度
- 5.9kg・m-3 / (不明)
- 単体の色
- 無色
キセノンの原子特性
- 原子量
- 131.293amu
- 原子半径(計測値)
- 不明(108)pm
- 共有結合半径
- 130pm
- VDW半径
- 216pm
- 電子配置
- [Kr]4d10 5s2 5p
- 電子殻
- 2, 8, 18, 18, 8
- 酸化数(酸化物)
- 0(不明)
- 結晶構造
- 面心立方構造
キセノンの物理特性
- 相
- 気体(非磁性体)
- 融点
- 161.4K(-111.7℃/-169.1°F)
- 沸点
- 165.1K(-108.12℃/-162°F)
- モル体積
- 35.92×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 12.636kJ・mol-1
- 融解熱
- 2.297kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 不明
- 音の伝わる速さ
- 1090m・s-1
その他
- クラーク数
- 3×10-9%
- 電気陰性度
- 2.6(ポーリング)
- 比熱容量
- 158J・kg-1・K-1
- 導電率
- 不明
- 熱伝導率
- 0.00569W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1:1170.4kJ・mol-1/第2:2046.4kJ・mol-1/第3:3099.4kJ・mol-1
キセノンのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/xe.html#basic
キセノンの特徴
希ガス元素のひとつ。常温常圧では無色無臭の気体。空気中にもごく僅かに含まれる。固体では安定な面心立方構造をとる。一般に希ガスは最外殻電子が閉殻構造をとるため反応性はほとんど見られないが、キセノンの最外殻は原子核からの距離がはなれているため、他の電子による遮蔽効果によって束縛が弱まっており、比較的イオン化しやすい。このため、反応性の強いフッ素や酸素と反応して、フッ化物や酸化物を形成する。
キセノンの歴史
ラムゼー【W.Ramsay】とトラバース【M.W.Travers】によって1898年に発見された。
キセノンの用途
- キセノンランプやイオン推進エンジンの推進剤に使用される。
- 断熱性能が空気よりも高く、二層ガラス等の断熱材としても有効。
- 麻酔作用を有するため、一部病院では試験的に導入されている。ただし純粋なキセノン自体が高価なこともあり、一般にはまだ普及していない。
- キセノンは中性子を吸収する能力(中性子吸収能)があり、原子力発電の分野では「毒物質」として働く。核分裂生成物として発生したキセノンによるキセノンオーバーライドは原子炉の制御に大きな影響を与える。
その他
ギリシャ語の「見なれない(馴染みにくい)(xenos)」から命名。ゼロ族元素の発見の行程で、最も不揮発な部分からこの元素が姿を現したことにちなむ。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日