ヨウ素【Iodine】
ヨウ素の基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/i.html#basic
ヨウ素の一般特性
- 名称/記号/番号
- ヨウ素 / I / 53
- 分類
- ハロゲン
- 族/周期/ブロック
- 17(VIIB) / 5 / p
- 密度/硬度
- 4933kg・m-3 / (不明)
- 単体の色
- 光沢のある紫色
ヨウ素の原子特性
- 原子量
- 126.90447amu
- 原子半径(計測値)
- 140(115)pm
- 共有結合半径
- 133pm
- VDW半径
- 198pm
- 電子配置
- [Kr]4d10 5s2 5p5
- 電子殻
- 2, 8, 18, 18, 7
- 酸化数(酸化物)
- ± 1, 5, 7(強酸性酸化物)
- 結晶構造
- 斜方晶系
ヨウ素の物理特性
- 相
- 固体(非磁性体)
- 融点
- 386.85K(113.75℃/236.66°F)
- 沸点
- 457.4K(184.25℃/363.7°F)
- モル体積
- 25.72×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 20.752kJ・mol-1
- 融解熱
- 7.824kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 不明
- 音の伝わる速さ
- 不明
その他
- クラーク数
- 0.00003%
- 電気陰性度
- 2.66(ポーリング)
- 比熱容量
- 145J・kg-1・K-1
- 導電率
- 8.0×10-8m・Ω
- 熱伝導率
- 0.449W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1:1008.4kJ・mol-1/第2:1845.9kJ・mol-1/第3:3180kJ・mol-1
ヨウ素のその他情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
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ヨウ素の特徴
ハロゲン元素の一つ。水にはあまり溶けないが、ヨウ化カリウム水溶液にはよく溶ける。単体のヨウ素は、毒劇法により医薬用外劇物に指定されている。海藻類はヨウ素を海水から濃縮する。ヨウ素は海藻を焼いた灰を水に溶かし塩素で酸化して得ていた。現在はヨウ化ナトリウムを含む地下水を塩素で処理して容易に得られる。体内で甲状腺ホルモンを合成するのに必要なため、人にとって必須元素。ヨウ素溶液にデンプンを加えると、ヨウ素でんぷん反応を起こし藍色を呈する。
ヨウ素の歴史
クールトア【B.Courtois】によって1812年に発見。
ヨウ素の用途
- 消毒薬としてもよく用いられる。ヨウ素のアルコール溶液が、「ヨードチンキ」、ヨウ素+ヨウ化カリウム+グリセリン溶液が「ルゴール液」。
- ヨウ素とポリビニルピロリドンの錯化合物がポビドンヨード。
その他
ギリシャ語の「紫色(iodetos)」から命名。この元素が海草の灰から作られたソーダの中から発見され、この母液に硫酸を注ぐと紫色の蒸気を出すことにちなむ。日本では沃素、ヨード、沃度とも呼ばれる。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日