ヒ素【Arsenic】

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ヒ素の基本情報

最終更新
2007-04-26T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/as.html#basic

ヒ素の一般特性

名称/記号/番号
ヒ素(砒素) / As / 33
分類
半金属
族/周期/ブロック
15(VB) / 4 / p
密度/硬度
5727kg・m-3 / 3.5
単体の色
金属色

ヒ素の原子特性

原子量
74.92160amu
原子半径(計測値)
115(114)pm
共有結合半径
119pm
VDW半径
185pm
電子配置
[Ar]3d10 4s2 4p3
電子殻
2,8,18,5
酸化数(酸化物)
+3,5(酸性酸化物)
結晶構造
菱面体晶

ヒ素の物理特性

固体
融点
1090K(817℃)
沸点
887K(614℃)
モル体積
12.95×10-3m3・mol-1
気化熱
34.76kJ・mol-1
融解熱
369.9kJ・mol-1
蒸気圧
不明
音の伝わる速さ
不明

その他

クラーク数
0.0005%
電気陰性度
2.18(ポーリング)
比熱容量
330J・kg-1・K-1
導電率
3.45×106m・Ω
熱伝導率
50W・m-1・K-1
イオン化エネルギー
第1イオン化エネルギー:947.0kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1798kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:2735kJ・mol-1/第4イオン化エネルギー:4837kJ・mol-1/第5イオン化エネルギー:6043kJ・mol-1/第6イオン化エネルギー:12310kJ・mol-1

ヒ素のその他情報

最終更新
2007-04-26T00:00:00+09:00
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ヒ素の特徴

窒素族元素の一つ。灰色ヒ素(最も安定)、黄色ヒ素、黒色ヒ素の3つの同素体が存在する。灰色ヒ素(金属ヒ素)は1気圧下において 615 ℃で昇華する。ヒ素は無味無臭かつ無色な毒であるため、しばしば暗殺の道具として用いられた。ルネサンス時代にはローマ教皇アレクサンデル6世と息子チェーザレ・ボルジアは、ヒ素入りのワインによって、次々と政敵を暗殺したとされる。ただし、入手が容易である一方、体内に残留し容易に検出できることから狡猾な毒殺には用いられない。そのためヨーロッパでは「愚者の毒」という異名があった。中国でも天然の三酸化二ヒ素が「砒霜」の名でしばしば暗殺の場に登場する。例えば、『水滸伝』で潘金蓮が武大郎を殺害するのに使用したのも「砒霜」である。

ヒ素の歴史

1250年にアルベルトゥス・マグヌスにより発見。

ヒ素の用途

その他

ギリシャ語の「強く毒を作用する(arsenikos)」から命名。

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当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース

Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日