シェイクスピア【William Shakespeare】
シェイクスピアの概要
- 最終更新
- 2008-11-30T14:42:53+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/person/person_s/william_shakespeare.html#what
ウィリアム・シェイクスピア【William Shakespeare】は、イギリス(イングランド)の劇作家、詩人。エリザベス朝演劇の代表的な作家で、最も優れた英文学の作家とも言われている。その卓越した人間観察眼と内面の心理描写は、後の哲学や、19〜20世紀の心理学・精神分析学を先取りしたものといわれている。1612年頃に引退するまでの約20年間、四大悲劇『ハムレット』、『マクベス』、『オセロ』、『リア王』をはじめ、『ロミオとジュリエット』、『ヴェニスの商人』、『夏の夜の夢』、『ジュリアス・シーザー』など多くの傑作を残した。(シェイクスピアの書誌を参照)
シェイクスピアの略歴
- 最終更新
- 2007-10-17T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/person/person_s/william_shakespeare.html#history
- 1564年:イングランドのストラトフォード・アポン・エイヴォンに生まれる。
- 1582年11月29日:18歳のシェイクスピアは26歳の女性アン・ハサウェイ【Anne Hathaway】。
- 1592年頃までにシェイクスピアはロンドンへ進出し、演劇の世界に身を置くようになっていた。
- 1594年:俳優兼劇作家であると同時に、宮内大臣一座として知られる劇団の共同所有者となり、同劇団の本拠地でもあった劇場グローブ座の共同株主になる。
- 1596年:ビショップスゲイトのセント・ヘレン教区へ転居。
- 1598年:グローブ座で初演されたベン・ジョンソンの『十人十色』では、出演者一覧の最上段にシェイクスピアの名前が記載(俳優としての活動も盛んであったことが見て取れる)。
- 1613年:故郷ストラトフォードへ引退したと見られる。
- 1616年4月23日:52歳で没する。死因は腐りきったニシンから伝染した感染症であるとされるが、詳細は不明。
シェイクスピアの残した名言
- 最終更新
- 2007-10-17T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/person/person_s/william_shakespeare.html#wise_saying
- 1つの顔は神があたえてくださった。もうひとつの顔は自分で造るのだ。
- 「もっとよく」とのあがきが、往々にして既によいことを台無しにしてしまう。
- あなたがたとえ氷のように潔癖で雪のように潔白であろうとも、世の悪口はまぬがれまい。
- あまりしつこくつきまとわれる愛は、ときに面倒になる。それでもありがたいとは思うがね。
- いいですか。あなたの遊びに言い訳はいりません。言い訳を決しておっしゃるな。
- いくら哲学者でも、激しい歯の痛みは我慢できない。
- うわべになにか「徳」のしるしをつけないような素直な「悪」はない。
- おまえは、他人のなかにある自分と同じ欠点をむち打とうとするのか。
- お願い、こういうふうに考えて。求める愛もいいけれど、求めずして得られた愛はもっといいんだ、って(『十二夜:オリヴィア』より)
- お前は熊から逃れようとしている。しかし、その途中で荒れ狂う大海に出会ったら、もう一度獣の口のほうに引き返すのか?(『リア王』より)
- けわしい丘に登るためには、最初はゆっくりと登ることが必要である。
- ことごとくの雲が嵐をなすというわけではない。
- この世は舞台なり。誰もがそこでは一役演じなくてはならぬ。
- しかし所詮は人間、いかに優れた者でも時には我を忘れます(『オセロ』より)。
- そう、当事者以外の者にはどんな悲しみも我慢できるものだ。
- たとえ小さな斧でも、数百度これを打てば堅い樫の木も切り倒せる。
- どんな傷でも治るときはじょじょに治ったのではありませんか。
- なんと一言も言わずに行ってしまったのか。ああ、真実の愛とはそういうものなのだ。真実は言葉で飾るより以上に実行を持っているのだ。
- ばかの愚かな行いは、いつも知恵者の砥石になるものですわ(『お気に召すまま』)。
- ほどほどに愛しなさい。長続きする恋はそういう恋だよ。
- わが手にあるものは正当に値踏みをしないが、一度それを失うと価値をつけたくなるのが人情である。
- われわれの人生は織り糸で織られているが、良い糸も悪い糸も混じっている。
- テンポがくずれて音のバランスが狂うと、甘い音楽も不快なものとなる。人の暮らしも同様である。
- 悪い物事にも何らか善の本源がこもっているのだから、それを心して抽出すべきだ。
- 安心、それが人間の最も近くにいる敵である。
- 偉人には三種ある。生まれたときから偉大な人、努力して偉人なった人、偉大な人間になることを強いられた人。
- 運命の課するところ、人はこれを甘んじて受けなければならぬ。風浪に抗うことは無益なことだ。
- 臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、勇者は一度しか死を経験しない。
- 音楽が何のために存在するかさえご存知ないらしい。勉強や日々の仕事が終った後、疲れた人の心を慰め元気づけるために音楽はあるのではないか?
- 何でも起きるがよい。時はどんな荒れた日でも過ぎてゆく(『マクベス』より)。
- 過ぎ去った不幸を嘆くのは、すぐにまた新しい不幸を招くもとである(『オセロ』より)。
- 過去と未来は最高によく思える。現在の事柄は最高に悪い。
- 過失の弁解をすると、その過失を目立たせる。
- 頑固な人には、自ら招いた難儀がいちばんよい教師となるに決まっています(『リア王』より)。
- 逆境も考え方によっては素晴らしいもの。
- 救済手段もなくなってしまったものは、もう私にとってなすべき心配のなくなったものだ。
- 共感は全世界の人間を親族にする。
- 強力な理由は力強い行動を生む。
- 金は借りてもならず、貸してもならない。貸せば金を失うし、友も失う。借りれば倹約が馬鹿らしくなる。
- 君、時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ。
- 剣で殴りつけるよりも、笑顔で脅かすがよい。
- 行ってしまってそれで事が済むならば、早くやってしまった方がいいだろう。
- 今が最悪の事態だ、といえる間はまだ最悪ではない(『リア王』)。
- 今後のことなんかは、ぐっすりと眠り忘れてしまうことだ。
- 今年死ぬ者は、来年は死なずに済む。
- 雑草をはこびらせるのは風が柔らかすぎるからだ。逆賊どもが図々しくなるのは、政令が寛大すぎるからだ。
- 嫉妬する人はわけがあるから疑うんじゃないんです。疑い深いから疑うんです(『オセロ』より)。
- 弱き者よ、汝の名は女。
- 終り良ければすべて良し。
- 小さな火は早く消すことができるが、これを放っておくと川でさえも消すことはできなくなる。
- 心も歓喜と快活に保つがよい。そうすれば百害を防ぎ、寿命をのばす。
- 真実はすべてのことを平易にする。
- 神は我々を人間にするために、何らかの欠点を与える。
- 人々は悲しみを分かち合ってくれる友達さえいれば、悲しみを和らげられる。
- 人とは何か?寝て食うだけが取り柄ならばその一生は獣のそれと同じである。
- 人と人との友情は、賢者でも結ぶのが難しいのに、愚者はあっさりほどいてしまう。
- 人の言葉は善意にとれ、そのほうが5倍も賢い。
- 人間のなすことにはすべて潮時がある。
- 人間は何も食べないで飢えて病気になるのと同様に、あんまり食べ過ぎて飽和状態に陥るとやはり病気になる。だからほどほどでいるということは、決して中くらいの幸福どころではない(『ヴェニスの商人』より)。
- 人間一度しか死ぬことはできない。
- 人殺しの罪はすぐに露顕してしまうけれど、それだって、隠しておきたい恋ほどに早くはあらわれない。恋の夜は昼間も同じ(『十二夜:オリヴィア』より)。
- 人殺しを許す慈悲は人殺しを育てるに等しい(『ロミオとジュリエット』より)。
- 人生はただ歩き回る影法師、哀れな役者だ。出場の時だけ舞台の上で、見栄をきったりわめいたり、そしてあとは消えてなくなる。
- 世の中には幸も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ。
- 成し遂げんとした志を、ただ一回の敗北によって捨ててはいけない。
- 生きるべきか、死すべきか。それが疑問だ。
- 誠の恋をするものは、みな一目で恋をする。
- 絶望におちいった病気は、いちかばちかの治療によってのみ救われる。
- 戦争においてさえ、戦争が最終目的ではない。
- 他人もまた同じ悲しみに悩んでいると思えば、心の傷はいやされなくても気は楽になる。
- 大抵の友情は見せかけであり、大抵の恋は愚かさでしかない。
- 男というものはいつでもそうだが、我が家から離れている時が一番陽気なものだ。
- 敵のため火を吹く怒りも、加熱しすぎては自分が火傷する。
- 途中はいかに波立とうとも、最後に笑うものが栄冠を得るのだ。
- 避けることができないものは抱擁してしまわなければならない。
- 不幸を治す薬は、ただもう希望よりほかにない。
- 平和は芸術の保母である。
- 望みなしと思われることもあえて行えば、成ることしばしばあり。
- 本を読んでも、物語や歴史に聞くところからでも、真実の恋は滑らかに運んだためしがない。
- 味わってうまい物でも消化に不快な思いをすることがある(『リチャド二世』より)。
- 目がまわっても逆にまわれば治る。死ぬほどの悲しみも別の悲しみで癒える。
- 友情は不変といってよいが、色と恋が絡めば話は別になる。
- 恋は目で見ず、心で見るのだわ。
- 老人が暴威を振るうのは、彼に実力があるからではなく、我々がそれに忍従するためにほかならない。
シェイクスピアの逸話
- 最終更新
- 2007-10-17T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/person/person_s/william_shakespeare.html#anecdote
- シェイクスピアの戯曲の多くは、英語圏のみならず西洋文学全体の中でも最も優れたものと評価されている。
- シェイクスピアの未発表作品が副葬品として墓の中に眠っているとの伝説があるが、確かめた者はいない。
- 没後7年を経た1623年、国王一座の同僚であったジョン・ヘミングスとヘンリー・コンデルによってシェイクスピアの戯曲36編が集められ、最初の全集ファースト・フォリオが刊行された。
- シェイクスピア自身に関する資料は少く、また手紙や日記、自筆原稿なども残っていない。更に、法律や古典などの知識がなければ書けない作品であるが学歴からみて不自然であることから、別人が使った筆名ではないかと主張する人や、「シェイクスピア」というのは一座の劇作家たちが使い回していた筆名ではないかと主張する者もいる。真の作者として推定された人物には、哲学者フランシス・ベーコンや第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア、同年生れの劇作家クリストファー・マーロウ、シェイクスピアの遠縁にあたる外交官ヘンリー・ネヴィルなどがいる。もっとも英文学者でまともに別人説を取上げる人はほとんどいない。
このページに関するご案内
-
この文書は
Keyから
資料集、
歴史、
人物とリンクを辿ると、当ページ
シェイクスピアに辿り着きます。
- Site mapよりこのサイトの全体的な構造を把握できます。
- 索引よりこのサイト内にある任意のキーワードを含んだ文書を探すことができます。
- この文書のURIは
https://www.7key.jp/data/person/person_s/william_shakespeare.html
です。
Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年10月17日 最終更新:2008年11月30日