焼香
焼香とは
- 最終更新
- 2008-01-14T12:27:00+09:00
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焼香は「しょうこう」と読み、仏教において香を焚くことを差す。特に、仏や死者に対して香をたいて拝むことを差す。葬儀や告別式の際に行う焼香は、霊前を清め、香を死者に手向ける儀礼であり、香炉で抹香を焚いたり、線香を灯したりするう。昔は遺体を安定させておくドライアイス処理などがなかったため、痛いが腐敗していくことを極度に恐れ、抹香を焚いてにおい消しにしたといわれている。抹香焼香は、左手に数珠を掛け、抹香を右手の親指と人差し指、中指でつまんで香炉に入れる。焼香の回数は、仏・法・僧に捧げるとの意味から3回を基本とすることが多いが、宗派によっても違い特に定めがあるわけでもないため、1回や2回でも良いと言われる。霊前に抹香と線香の両方が用意されている場合には、読経の間は抹香を焚き、それ以外は線香を焚くのが一般的である。
- 抹香や線香はシキミの葉から作られる。シキミは毒草であり、邪悪なものを退けると信じられていた。香を焚く習慣は支那から伝わったものといわれている。
- 仏式の葬式では焼香順位が厳格に決められており、故人と最も近い家族が焼香を行い、続いて親戚縁者、知人・友人などの順で行うこととなる。
宗派に依る違い
- 真言宗:焼香3回、線香も3本立てる。身・口・意の三業を清めるとされる。仏・法・僧の三宝に捧げるとの説、又は三毒の煩悩(貪り、いかり、愚痴)を一つずつなくすとの説がある。
- 曹洞宗:焼香2回、線香は1本立てる。まず一つまみの香を右手に軽く押し戴いて焚き、次に香を押し戴かないで焚く。初めに焚く香を主香、次に焚く香を従香という。
- 浄土真宗大谷派:焼香2回、香を額に押し戴かない。線香は立てずに折って寝かせる。
- 浄土真宗本願寺派:焼香1回、香を額に押し戴かない。線香は立てずに折って寝かせる。
- 日蓮宗・浄土宗・その他:焼香3回、線香は一本立てる。
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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月14日 最終更新:2008年01月14日