お食い初め

広告

広告

お食い初めとは

最終更新
2008-01-06T11:40:59+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/word_custom/okuizome.html#what

お食い初めは「おくいぞめ」と読み、赤ちゃんの生後百日目に行われる儀式。お食い初めには、子どもが一人前に成長し、一生食べ物に困らないようにとの願いが込められているといわれる。初めて母乳以外の食べ物を箸を使って与えることから、「箸初め」や「箸祝い」とも呼ばれる。地域によっては「百日の祝い(ももかのいわい)」と呼ばれることもある。個人差はあるが赤ちゃんが生れてから役100日後に乳歯が生え始めるうため、この頃にお食い初めが行われる。

平安時代には、赤ちゃんにお餅を食べさせる「百日(ももか)」との行事があった。その後鎌倉時代には餅から魚に代わり、「真魚初め(まなぞめ)」と呼ばれるようになった(この様子は『平家物語』や『源平盛衰記』などで描かれている)。室町時代には、『河海抄』に冷泉天皇の生後百日に御餅を供すと記されている。

この日には子どものために新しい茶碗やお膳、箸などが用意される。食器は正式には、漆器で高足のお膳にしつらえるとされる。器の色は、男児は内外ともに赤色、女児は黒色で内側が赤色とする。正式な祝い膳は、一の膳、二の膳とあり、一の膳には握り飯、鯉や鯛などの尾頭附きの焼き魚、それに梅干と小石を添え、二の膳には紅白の餅を添える。一の膳に赤飯、汁物、焚き物、香の物などを添える地域もある。一の膳に添える小石は氏神の境内から拾ってきたもので、子どもの名前を書き、お食い初めのあとで拾ってきた氏神に納める。これは、歯固めの意味が込められているといわれている。地域によっては固い栗の実を用いることもある。現在のお食い初めは生後100日から120日頃に行うのが一般的だが、大人向けのお膳であるため子どもには形だけ食べる真似をさせるに留める。

広告

Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月06日 最終更新:2008年01月06日