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https://www.7key.jp/data/word_custom/sekihan.html#what
赤飯は「せきはん」と読み、もち米に小豆または「ささげ(大角豆)」を1〜2割混ぜて蒸しあげたご飯を指す。明治時代頃までは、もち米を蒸しただけのものを「おこわ」と呼び、小豆などを混ぜた赤飯とは区別をしていたが、現在は赤飯をおこわと呼ぶことも少くない。祝い事があると出されることが多く、出産祝いのお返しとして赤飯を重箱に詰めて配ったり、結婚披露宴の引き出物として折詰にされたりする。ただし祝いの席に限らず、凶事の席(仏事など)に赤飯を食べる地域もある。
古くは鎌倉時代に宮中で、3月3日、5月5日、9月9日の節供の膳に必ず出されていた「ハレ」の日の食べ物であった。古くから赤い色には魔除けの力があると信じられており、そのため赤飯が慶事に出されるようになったと言われている。
食味的には小豆の方が上とされるが、小豆は胴割れ(皮が破れること)しやすく縁起が悪いとされ、特に関東地方でささげを用いることが多い。食べるときにはごま塩をふりかけるが、そのごまも切ったり炒ったりすると縁起が悪いとされ、そのまま用いられる。また、北海道では甘納豆(金時豆)が使われ、紅しょうがを薄く切ったものが添えられる。
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