お布施

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お布施とは

最終更新
2008-01-14T13:38:17+09:00
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布施は「ふせ」と読み、慈悲の心をもって他人に財物を施すことを差す。一般的には、葬式や法事などを行った際に僧侶に差し出す心づけを指すが、四国巡礼や秩父巡礼などで、地域の人たちが巡礼者に与える金品も「布施」と呼ぶ。元々は仏や僧侶、貧しい人に対して衣食などを与えることが布施で、仏教修行において欲望や自我を捨てることの実践が布施であった。サンスクリットで布施は「檀那(旦那)(ダーナ)」と呼ばれ、清浄な心で人に法を説いたり物品を与えるとの意味である。布施をする人は「ダナパティ」と呼ばれ、施主(せしゅ)や檀越(だんおつ)、檀徒(だんと)などと訳される。菩提寺にお布施をする家を「檀家(だんか)」と呼ぶのは、檀那や檀越から来たものとされる。

大智度論によれば、布施には「財施」「法施」「無畏施」の三種がある。財施とは、金銭や衣服食料などの財を施すこと。法施とは、仏の教えを説くこと。無畏施とは、災難などに遭っている者を慰めてその恐怖心を除くこと。

昔は各家の経済状況に応じて布施の金額は異なったが、現在は読経料や戒名料などに相場に近い料金体系があり、本来の心づけとはかなり違うものになっている。

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月14日 最終更新:2008年01月14日