戒名
戒名とは
- 最終更新
- 2008-01-14T12:47:22+09:00
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戒名は「かいみょう」と読み、仏教において、仏門に入った証し、戒律を守るしるしとして与えられる名前。入門して修行を重ね、三帰戒との僧侶の階層に入ることを「受戒」と呼び、このときに与えられるのが僧名に当る戒名である。多くの場合、出家修道者に対して授戒の師僧によって与えられる。またそこから転じて、死後に出家したとみなし死者に戒名を与える風習が生れた。生前に三帰戒を受ける人は極めて稀なため、一般人の場合は死去したときに特例として僧侶に与えられる戒名が付けられ、あの世に送られるのである。支那文明の影響を受けた東アジア仏教において広く見られる風習だが、死後の戒名は仏教国においても日本にしか見られない独特の風習である。
- 戒名はいくつかの格に分けられており、昔は寺への寄進度や信仰心の厚さ、生前の地位や身分などによって異なった。現在でも差し出す金額の多少によって格付けが異なることもあり、その扱いに対して批判もある。
- 戒名は、宗派によっては「法名」や「法号」、「法諱」などとも呼ばれる。死者に対して戒名を与える慣習が一般化している現代の日本では、生前に出家して仏門に入った者が名乗る名前を「法名」と呼ぶ事があるが、もともと戒名には生前・死後の区別が無いため、「戒名」も「法名」も同じ意味である。
- 戒名は、生前の名前から一字を入れて付けられるが、子どもの場合は「○○童子」や「○○童女」、更に幼い子どもの場合には「○○孩子」や「○○孩女」との戒名が付けられる。
- 死者への戒名は、枕飾りが済み納棺する前に付けられる。
- 神式の場合は、生前の名前の次に、男性ならば「命」、女性ならば「姫命」とつける。
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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月14日 最終更新:2008年01月14日