鏡開き

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鏡開きとは

最終更新
2007-11-18T16:43:44+09:00
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https://www.7key.jp/data/word_custom/kagami_biraki.html#what

鏡開きは「かがみびらき」と読み、正月に年神様に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事。武家で鎧や兜などの具足に供えた具足餅(鏡餅の項を参照)を下げて雑煮にする刃柄(はつか)祝いの風習にちなむ。この武家社会の風習が一般化したものが鏡開きである。刃物で切るのは切腹を連想させ、また神霊が刃物を嫌うため、小槌や手で鏡餅を割るのが一般的である。また、「切る」や「割る」という言葉を避けて「開く」という縁起の良い言葉を使っている。昔の武家では、鏡餅を雑煮や汁粉にして主君と家来たちがそろって食べ、商家でも主人と従者やその家族も加わり一緒に食べたといわれ、どちらの場合にも主従や家族の親睦を深める意味合いがあったとされる。

元々は「二十日(はつか)」が「刃柄(はつか)」に通じるとされて1月20日に行われていたが、徳川家光が亡くなったのが20日(慶安4年4月)であったためこの日を忌日として避け、商家が行っていた蔵開きと同じ1月11日に変更されて現在に至っている(ただし、今でも1月20日に行う地方があるほか、京都では1月4日に行われる)。

これとは別に、祝宴などで酒樽の蓋を木槌で割って開けることも鏡開きという。これは、酒樽の上蓋が「鏡」と呼ばれていたたことにちなみ、「割る」ではなく「開く」が用いられるのもめでたい席で縁起の悪い言葉を避けるためである。

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年11月18日 最終更新:2007年11月18日