デージー

デージーの情報

一般名	デージー
学名	Bellis perennis
科名と属名、園芸分類	キク科ベリス属（ヒナギク属）の多年草（秋まき一年草）
英語名	daisy / English daisy / common daisy / true daisy
別名	ヒナギク（雛菊）、エンメイギク（延命菊）、チョウメイギク（長命菊）
花の情報	花茎の先端に頭花が単生。舌状花と管状花からなり、舌状花は平弁咲き（普通の舌状花弁が重なる）のものと管弁咲き（舌状花弁が内側に巻き、両端が癒合して管状になる）、巻弁咲き（管弁と同様に舌状花弁が巻き、花弁が針状で先が尖る）の3種類がある。通常花色は淡紅色、紅色、薄紫色だが、園芸品には白色や濃紅色、絞り咲きなどがある。管状花は黄色。小輪多花性種から10cm近い大輪種まである。
開花時期	12～翌5月
原産地	地中海沿岸
適温	耐寒性は強い、発芽適温：15～20℃
草丈	15～25cm
花径	2～8cm

原産地では多年草とされるが、日本の梅雨時期の高温多湿に耐え切れず越夏できないとされ、通常は秋蒔きの一年草として扱う。
日本には江戸時代末期から明治時代に渡来したとされる。
「デージー」は「太陽の目【day's eye】」が語源とされ、陽が当たると花が開く性質にちなむとされる。また、花芯の黄色を太陽に見立てたことにちなむとの説もある。
長期間に渡り次々と花が咲き続けるため、長命菊、延命菊（エンメイギク）とも称される。
属名の【Bellis】は、ラテン語で「可愛らしい」の意味。負傷した兵士の手当に用いられたことにちなみ、ラテン語の「戦争【bellum】」が語源との説もある。
原種は一重の花で、イギリスでは恋占いに使われたために、「恋の物差し」と呼ばれた。
15世紀には生食に用いたとの記録も残っている。
イタリアの国花。