シロツメクサ

植物資料集（索引）

最終更新

2007-06-26T00:00:00+09:00

この記事のURI参照

https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_s/clover.html#menu

• サ行
  • シから始まる植物

シロツメクサの情報

最終更新

2007-06-26T00:00:00+09:00

この記事のURI参照

https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_s/clover.html#menu

その他外観に関すること

• 葉は互生、5〜15cmの長い葉柄の先に3小葉をつける、いわゆるクローバー。小葉は広卵形から円形で長さ1〜3cm、幅0.8〜1.5cm。表面に斑紋のあるものが多い。
• 茎は細長く地面を這って伸び、節から根を下ろす。

知識

• シロツメクサは別名クローバーとしてよく知られる。まれに四つ葉となり、「四つ葉のクローバー」とよばれて幸運のしるしとされる。
• 「シロツメクサ」の名前は、江戸時代末期にオランダからガラスの器が運ばれた際、ガラスが割れないように詰め物として乾燥させたこの植物が入れられていたことにちなむ。当初「オランダゲンゲ」と呼ばれ、その後「ツメクサ」と呼ばれるようになり、そこからシロツメクサとなったとされる。
• 英語で【Clover】と呼ぶ際は、マメ科シャジクソウ属やウマゴヤシ属の植物の総称として用いられることが多い。
• 学名の【Trifolium】は、ラテン語の「三【treis】」と「葉【folium】」が語源。
• 葉の白い線は遺伝的に決まるとされ、同じ模様を持つ個体同士はクローンといわれる。
• 若い葉や花が食用になる。また、花からハチミツを取ったり、根の根粒菌によって土地を肥やす緑肥、牧草として利用されたりする。
• アカツメクサは、シロツメクサよりも葉も花も大きく、更に花や葉の茎が長く伸びて上に立ち上がる。シロツメクサは地面を這うように伸びるため区別できる。また、シロツメクサは花の下に長い柄があるのに対し、アカツメクサは花のすぐ下に葉がある点も大きな違い。更に、アカツメクサの葉がやや尖る点も相違点の1つ。

4つ葉のクローバーの伝説

• アイルランドにカトリックを広めた聖パトリックは、三位一体（父なる神・キリスト・聖霊）の教義をシロツメクサの三つの葉に例えて解り易く説いたといわれる。更に、四つ葉のクローバーは十字架を表し、幸運をもたらすとされた。このような理由から、シロツメクサはアイルランドの国の花とされている。
• 四つ葉のクローバーを見つけた人に幸運が訪れるとの言い伝えはヨーロッパに古くからあり、特に中夏節（夏至）前夜に摘んだ四つ葉のクローバーは薬草や魔除けとして魔力が宿ると信じられた。
• ナポレオンが戦場で馬に乗っていた所、偶然四つ葉のクローバーを見つけ、体を伏せた瞬間に銃弾がすれ違い命を救われたとのエピソードも残っている。
• アメリカでは、四つ葉のクローバーの花言葉は「Be Mine」とされ、四つ葉のそれぞれを「名声【Fame】」、「富【Wealth】」、「満ち足りた愛【Faithful Lover】」、「素晴らしい健康【Glorious Health】」とし、それぞれの葉に願いがかけられる。これら4枚で「真実の愛【True Love】」を表すとされ、幸せを運んでくれるものとしてとても喜ばれる。
• 日本では、三つ葉は「希望」「信仰」「愛情」の印とされ、四つ葉の更に1枚は「幸福」のシンボルと言い伝えられてきた。

シロツメクサの花言葉

• 堅実
• 幸福
• 幸運
• 約束
• 私を想ってください
• 夢の中
• 豊潤
• 感化