カタバミ

植物資料集（索引）

最終更新

2007-09-20T00:00:00+09:00

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  • カから始まる植物

カタバミの情報

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その他外観に関すること

• 長い柄の先にハート形の3個の小葉をつける。先はへこみ、細かい毛がある。
• 茎は横に這って伸び、所々から根を伸ばす。
• 果実は直立し、長さ2cmほどの先端のとがった棒状で、熟するとはじけて種をとばす。

知識

• 三つ葉のクローバー（シロツメクサ）によく似ているが、カタバミは小さな黄色の花をつける。
• 年中発芽して成長し、秋になって花が咲くことも多い。
• 地下部には地上の茎の割に太い根があり、草むしりしてもこの根が残っていると次から次へと生えてくる。根が深く繁殖も早いため、駆除に困る雑草とされる。
• 葉は昼間開き夜間は閉じる睡眠運動（就眠運動）をする。
• 葉の先がへこみ、睡眠運動のため夕方に閉じると一方が欠けて見えるところから傍色（かたばみ）と名付けられたとされる。ただし、葉が3枚のことから「片葉三」が語源との説もある。茎や葉に酸味があることから吸物草（すいものぐさ）とも名付けられた。更に、夜になると葉を小さくたたむことから「雀の袴（すずめのはかま）」とも呼ばれる。
• 【Oxalis】はギリシャ語の「酸っぱい【oxys】」が語源とされ、葉や茎に蓚酸を含み酸味があることにちなむ。【corniculata】は「角（つの）のある」との意味。
• 全草に蓚酸（しゅうさん）を含み酸味がある。昔はこれを利用して葉などで金属の食器や仏具などを磨いたとされる。
• 葉の形が幾何学的な要素を持つため、家紋（カタバミ紋）によく使われる。これは、繁殖力が強く一度根付くと絶やすことが困難である事が、「（家が）絶えない」に通じることからとされる。土佐長宗我部家の『七つ酢漿草』や新陰流上泉信綱の『片喰紋』、徳川氏譜代の酒井氏『剣片喰』『丸に片喰』など。
• 葉が小さく暗赤紫色のものをアカカタバミ（O. corniculata f. rubrifolia）、緑紫色のものをウスアカカタバミと呼び区別することもある。
• 全草は酢漿草との生薬名で、その絞り汁が虫さされに効果があるとされる。

花言葉

• 喜び
• 輝く心・心の輝き
• 貴方と共に