七十二候

広告

広告

七十二候とは

最終更新
2006-11-17T06:22:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shitijyuunikou.html#what

七十二候は「しちじゅうにこう」と読み、古代中国で考案された季節の変化を表す短文である。二十四節気を更に5日ずつに分け、気象の動きや動植物の変化を短文に込めている。古代中国のものが現在もそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候は日本の気候風土に合うよう何度か改訂されている。現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われている。

略本暦による七十二候

最終更新
2006-11-17T06:31:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shitijyuunikou.html#ryakuhonreki
二十四節気略本暦
日取名称読み意味
立春初候2月4日東風解凍はるかぜこほりをとく東風が厚い氷を解かし始める
次候2月9日黄鶯睍vうぐいすけんかんす鶯が山里で鳴き始める
末候2月14日魚上氷うをこほりをはいずる割れた氷の間から魚が飛び出る
雨水初候2月19日土脉潤起つちのせううるほひおこる雨が降って土が湿り気を含む
次候2月24日霞始靆かすみはじめてたなびく霞がたなびき始める
末候3月1日草木萠動さうもくめばえいづる草木が芽吹き始める
啓蟄初候3月6日蟄虫啓戸すごもりむしとをひらく冬蘢りの虫が出て来る
次候3月11日桃始笑ももはじめてさく桃の花が咲き始める
末候3月16日菜虫化蝶なむしちょうとなる青虫が羽化して紋白蝶になる
春分初候3月21日雀始巣すずめはじめてすくう雀が巣を構え始める
次候3月26日桜始開さくらはじめてひらく桜の花が咲き始める
末候3月31日雷乃発声かみなりすなはちこえをはつす遠くで雷の音がし始める
清明初候4月5日玄鳥至つばめきたる燕が南からやって来る
次候4月10日鴻雁北かうがんかえる雁が北へ渡って行く
末候4月15日虹始見にじはじめてあらはる雨の後に虹が出始める
穀雨初候4月20日葭始生あしはじめてせうず葦が芽を吹き始める
次候4月25日霜止出苗しもやみてなへいづる霜が終り稲の苗が生長する
末候4月30日牡丹華ぼたんはなさく牡丹の花が咲く
立夏初候5月5日蛙始鳴かはづはじめてなく蛙が鳴き始める
次候5月10日蚯蚓出みゝづいづる蚯蚓が地上に這出る
末候5月15日竹笋生たけのこせうず筍が生えて来る
小満初候5月21日蚕起食桑かひこおきてくはをはむ蚕が桑を盛んに食べ始める
次候5月26日紅花栄べにばなさかう紅花が盛んに咲く
末候5月31日麦秋至むぎのときいたる麦が熟し麦秋となる
芒種初候6月6日螳螂生かまきりせうず螳螂が生まれ出る
次候6月11日腐草為蛍かれたるくさほたるとなる腐った草が蒸れ蛍になる
末候6月16日梅子黄うめのみきなり梅の実が黄ばんで熟す
夏至初候6月21日乃東枯なつかれくさかるる夏枯草が枯れる
次候6月27日菖蒲華あやめはなさくあやめの花が咲く
末候7月2日半夏生はんげせうず烏柄杓が生える
小暑初候7月7日温風至あつかぜいたる暖い風が吹いて来る
次候7月12日蓮始開はすはじめてひらく蓮の花が開き始める
末候7月17日鷹乃学習たかすなはちたくしふす鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
大暑初候7月23日桐始結花きりはじめてはなをむすぶ桐の実が生り始める
次候7月29日土潤溽暑つちうるほふてむしあつし土が湿って蒸暑くなる
末候8月3日大雨時行たいうときどきふる時として大雨が降る
立秋初候8月7日涼風至すゞかぜいたる涼しい風が立ち始める
次候8月13日寒蝉鳴ひぐらしなく蜩が鳴き始める
末候8月18日蒙霧升降ふかききりまとふ深い霧が立ち込める
処暑初候8月23日綿柎開わたのはなしべひらく綿を包む咢が開く
次候8月28日天地始粛てんちはじめてさむしようやく暑さが鎮まる
末候9月2日禾乃登こくものすなはちみのる稲が実る
白露初候9月8日草露白くさのつゆしろし草に降りた露が白く光る
次候9月13日鶺鴒鳴せきれいなく鶺鴒(せきれい)が鳴き始める
末候9月18日玄鳥去つばめさる燕が南へ帰って行く
秋分初候9月23日雷乃収声かみなりすなはちこえををさむ雷が鳴り響かなくなる
次候9月28日蟄虫坏戸むしかくれてとをふさぐ虫が土中に掘った穴をふさぐ
末候10月3日水始涸みずはじめてかるる田畑の水を干し始める
寒露初候10月8日鴻雁来かうがんきたる雁が飛来し始める
次候10月13日菊花開きくのはなひらく菊の花が咲く
末候10月18日蟋蟀在戸きりぎりすとにあり蟋蟀が戸の辺りで鳴く
霜降初候10月23日霜始降しもはじめてふる霜が降り始める
次候10月28日霎時施こさめときどきふる小雨がしとしと降る
末候11月2日楓蔦黄もみぢつたきばむもみじや蔦が黄葉する
立冬初候11月7日山茶始開つばきはじめてひらく山茶花が咲き始める
次候11月12日地始凍ちはじめてこほる大地が凍り始める
末候11月17日金盞香きんせんかさく水仙の花が咲く
小雪初候11月22日虹蔵不見にじかくれてみえず虹を見かけなくなる
次候11月27日朔風払葉きたかぜこのはをはらふ北風が木の葉を払い除ける
末候12月2日橘始黄たちばなはじめてきばむ橘の葉が黄葉し始める
大雪初候12月7日閉塞成冬そらさむくふゆとなる天地の気が塞がって冬となる
次候12月12日熊蟄穴くまあなにこもる熊が冬眠のために穴に隠れる
末候12月16日{魚厥}魚群さけのうをむらがる鮭が群がり川を上る
冬至初候12月22日乃東生なつかれくさせうず夏枯草が芽を出す
次候12月27日麋角解さわしかつのをる大鹿が角を落とす
末候1月1日雪下出麦ゆきわたりてむぎのびる雪の下で麦が芽を出す
小寒初候1月5日芹乃栄せりすなはちさかう芹がよく生育する
次候1月10日水泉動しみずあたゝかをふくむ地中で凍った泉が動き始める
末候1月15日雉始雊きじはじめてなく雄の雉が鳴き始める
大寒初候1月20日款冬華ふきのはなさく蕗の薹が蕾を出す
次候1月25日水沢腹堅さはみずこほりつめる沢に氷が厚く張りつめる
末候1月30日鶏始乳にはとりはじめてとやにつく鶏が卵を産み始める

広告

Copyright (C) 2006 七鍵 key@do.ai 初版:2006年11月17日 最終更新:2006年11月17日