カリウム【Potassium】

カリウムの基本情報

最終更新

2007-04-26T00:00:00+09:00

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https://www.7key.jp/data/science/element/k.html#basic

カリウムの一般特性

名称/記号/番号

カリウム / K / 19

分類

アルカリ金属

族/周期/ブロック

1（IA） / 4 / s

密度/硬度

856kg・m^-3 / 0.4

単体の色

銀白色

カリウムの原子特性

原子量

39.0983amu

原子半径（計測値）

220（243）pm

共有結合半径

196pm

VDW半径

275pm

電子配置

[Ar]4s¹

電子殻

2,8,8,1

酸化数（酸化物）

1（強塩基性酸化物）

結晶構造

体心立方構造

カリウムの物理特性

相

固体（常磁性）

融点

336.53K（63.65℃）

沸点

1032K（774℃）

モル体積

45.94×10^-3m³・mol^-1

気化熱

79.87kJ・mol^-1

融解熱

2.334kJ・mol^-1

蒸気圧

1.06×10^-4Pa

音の伝わる速さ

2000m・s^-1（293.15K）

その他

クラーク数

2.4%

電気陰性度

0.82（ポーリング）

比熱容量

757J・kg^-1・K^-1

導電率

13.9×10⁶m・Ω

熱伝導率

102.4W・m^-1・K^-1

イオン化エネルギー

第1イオン化エネルギー：418.8kJ・mol^-1/第2イオン化エネルギー：3052kJ・mol^-1/第3イオン化エネルギー：4420kJ・mol^-1/第4イオン化エネルギー：4420kJ・mol^-1/第5イオン化エネルギー：7975kJ・mol^-1/第6イオン化エネルギー：9590kJ・mol^-1/第7イオン化エネルギー：11343kJ・mol^-1/第8イオン化エネルギー：14944kJ・mol^-1/第9イオン化エネルギー：16963.7kJ・mol^-1/第10イオン化エネルギー：48610kJ・mol^-1

カリウムのその他情報

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カリウムの特徴

アルカリ金属の一つで、典型元素。銀白色の金属。常温、常圧で安定な結晶構造。とても軟らかい金属で、反応性はナトリウムより強い。水、ハロゲン元素と激しく反応し、アルコールとも反応する。高温で水素と反応。

カリウムの歴史

1807年、ハンフリー・デービーによって水酸化カリウム（苛性カリ）を電気分解することにより発見された。この元素は電気分解によって分離された最初の金属とされる。

カリウムの用途

• 金属カリウムは光電子素子として用いられるほか、ガスマスクのフィルターとして過酸化物が使われている。
• 熱交換媒体として原子炉の冷却剤などに、カリウムとナトリウム合金が使われる。
• 臭化カリウムとして写真の製版や、医薬品の鎮静剤などとして用いられる。
• クロム酸カリウムは花火や染色材料に用いられる。
• ヨウ化カリウムは殺菌消毒薬などに用いられる。
• 硝酸カリウムが保存料として利用される。
• 放射性同位体のカリウム40は、電子捕獲によりアルゴン40に変化するが、この事は放射年代測定（カリウム - アルゴン法）に利用されている。

その他

アラビア語の「海藻の灰（qali）」英語の「海藻の灰（potash）」から命名。医薬学や栄養学などの分野では英語のポタシウムが使われることもある。加里（カリ）ということもある。カリウムの後に発見された元素には語尾に「ium」を付ける習慣が一般化した。