カドミウム【Cadmium】

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カドミウムの基本情報

最終更新
2007-04-26T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/cd.html#basic

カドミウムの一般特性

名称/記号/番号
カドミウム / Cd / 48
分類
遷移金属
族/周期/ブロック
12(IIB) / 5 / d
密度/硬度
8650kg・m-3 / 2
単体の色
灰色がかった金属色

カドミウムの原子特性

原子量
112.411amu
原子半径(計測値)
155(161)pm
共有結合半径
148pm
VDW半径
158pm
電子配置
[Kr]4d10 5s2
電子殻
2, 8, 18, 18, 2
酸化数(酸化物)
2(塩基性酸化物)
結晶構造
六方最密構造

カドミウムの物理特性

固体(反磁性)
融点
594.22K(261.07℃)
沸点
1040K(767℃)
モル体積
13.00×10-3m3・mol-1
気化熱
100kJ・mol-1
融解熱
6.192kJ・mol-1
蒸気圧
14.8Pa(597K)
音の伝わる速さ
2310m・s-1(293.15K)

その他

クラーク数
0.00005%
電気陰性度
1.69(ポーリング)
比熱容量
233J・kg-1・K-1
導電率
13.8×106m・Ω
熱伝導率
96.8W・m-1・K-1
イオン化エネルギー
第1イオン化エネルギー:867.8kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1631.4kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:3616kJ・mol-1

カドミウムのその他情報

最終更新
2007-04-26T00:00:00+09:00
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カドミウムの特徴

亜鉛族元素の1つ。カドミウムは亜鉛鉱と一緒に産出する(亜鉛鉱に含まれている)。軟金属。カドミウムは人体にとって有害(腎臓機能に障害が生じ、それにより骨が侵される)で、日本ではカドミウムによる環境汚染で発生したイタイイタイ病が問題となった。

カドミウムの歴史

1817年にドイツの科学者フリードリヒ・シュトロマイヤーによって、菱亜鉛鉱(炭酸亜鉛)から不純物として発見された。

カドミウムの用途

その他

ギリシャ語の「土(kadmeia)」から命名。

カドミウムとその化合物は、WHOの下部機関IARCよりヒトに対して発癌性がある(Group1)と勧告されている。

ホタテガイの中腸腺(ウロ)にはカドミウムが蓄積することが知られている。

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当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース

Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日