臭素【Bromine】
臭素の基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/br.html#basic
臭素の一般特性
- 名称/記号/番号
- 臭素 / Br / 35
- 分類
- ハロゲン
- 族/周期/ブロック
- 17(VIIB) / 4 / p
- 密度/硬度
- 3119kg・m-3 / 不明
- 単体の色
- 気体・液体:赤褐色、固体:金属光沢
臭素の原子特性
- 原子量
- 79.904amu
- 原子半径(計測値)
- 115(94)pm
- 共有結合半径
- 114pm
- VDW半径
- 185pm
- 電子配置
- [Ar]3d10 4s24p5
- 電子殻
- 2,8,18,7
- 酸化数(酸化物)
- ±1,5(強酸性酸化物)
- 結晶構造
- 斜方晶系
臭素の物理特性
- 相
- 液体(非磁性体)
- 融点
- 265.8K(-7.4℃)
- 沸点
- 332K(59℃)
- モル体積
- 19.78×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 15.438kJ・mol-1
- 融解熱
- 5.286kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 5800Pa(280.1K)
- 音の伝わる速さ
- 206m・s-1(293.15K)
その他
- クラーク数
- 0.0006%
- 電気陰性度
- 2.96(ポーリング)
- 比熱容量
- 480J・kg-1・K-1
- 導電率
- 不明
- 熱伝導率
- 0.122W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1イオン化エネルギー:1139.9kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:2103kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:3470kJ・mol-1
臭素のその他情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/br.html#basic
臭素の特徴
ハロゲン元素の1つ。単体は常温、常圧で液体(暗赤色)。反応性は塩素より弱い。刺激臭を持ち、猛毒。海水中にもあるが量は少い。
臭素の歴史
1826年にアントワーヌ・バラールによって海水中から発見された。20世紀初頭、ドイツでは海水から臭素を得ており、当時の価格は同質量の金より高価であったとされる。
臭素の用途
- ムラサキガイから得られる染料チリアンパープル(皇帝紫)の成分。
- 写真の感光材として、臭素の化合物臭化銀【silver bromide】が用いられている。このため、印画紙のことを英語では bromide paper と呼ぶ。これが転じてアイドル等の写真であるプロマイドの語源となった。
- 一般にハロゲンを含む炭化水素は燃えにくいため、臭素を含む高分子で糸を作りそれで織られた布は難燃性。航空機、新幹線車両などの内装材には、これらの布、樹脂が多用されている。
その他
その特有の臭気から、ギリシャ語の「悪臭(bromos)」が語源。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
このページに関するご案内
-
この文書は
Keyから
資料集、
科学、
元素とリンクを辿ると、当ページ
臭素に辿り着きます。
- Site mapよりこのサイトの全体的な構造を把握できます。
- 索引よりこのサイト内にある任意のキーワードを含んだ文書を探すことができます。
- この文書のURIは
https://www.7key.jp/data/science/element/br.html
です。
Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日