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https://www.7key.jp/data/physical_distribution/terminology/term_t/reorder_point_system.html#what
定量発注方式とは、在庫量があらかじめ決定されている発注点を下回った際に一定量を発注する発注方式を指す。発注頻度が高く、商品単価が安い品目を発注する際に採用されることが多い。1回当りの発注量は、経済的発注量(EOQ:Economic Order Quantity)付近で固定化され、発注を自動化する場合もある。ただし、平均在庫水準は発注量や発注点(調達期間)などにより決められるため、在庫の調査頻度を高めても在庫水準を減少することはできない。また、需要や調達期間が変化すると品目であれば、発注量や発注点を都度見直す必要がある。
定期発注方式での発注点在庫量は、次の式で表される。ただし、L:発注してから入荷するまでの調達期間[日]、D:1日の平均出荷量[個/日]、σ:1日の出荷量の標準偏差[個/日]、α:品切れ危険度の係数(5%のとき1.65)とする。
発注点在庫 = L日間の平均出荷量(= D * L) + L日間の安全在庫量(= ασ√L)
- | 定量発注点方式 | 定期発注点方式 |
---|---|---|
発注の時期 | 決っていない | 決っている |
発注の量 | 一定 | 変動 |
採用目的 | 発注経費の削減 / 欠品の防止 | 運転資金の節約 |
長所 | 事務処理の簡素化 | 過剰在庫の防止 / 発注回数の削減 |
短所 | 在庫量の増加 | 事務処理が煩雑に |
注意点 | 定期的な在庫量の確認が必要 / 発注点の定期的な見直しが必要 | 需要予測の制度の向上 / 品目ごとの管理 |
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