mail ( string to, string subject, string message [, string additional_headers [, string additional_parameters]])

解説

第三引数で指定されたメッセージを第一引数で指定された受信者にメールします。第一引数中の各アドレスをカンマで区切ることにより、複数の受信者を指定できます。添付ファイル付きのメールもこの関数で送信可能です。メールを配送エージェントに渡すことに成功した場合に TRUE 、それ以外の場合に FALSE を返します。

要件

メール関数を使用可能にするには、PHPのコンパイル時点でシステム上の sendmailバイナリにアクセスできなければなりません。postfixやqmailなど、他のメールプログラムを使用してる場合には、それらのソフトに付随する適当なsendmailラッパを使用するように気をつけてください。PHPはsendmailを探す際にまずPATHを見ます。次に 「/usr/bin」「/usr/sbin」「/usr/etc」「/etc」「/usr/ucblib」「/usr/lib」の 順で探します。PATHを通してsendmailを使用可能な状態にしておくことが強く推奨されます。また、コンパイルされたPHPがsendmailバイナリにアクセスできる権限を 持っていなければなりません。

インストールの手順

これらの関数はPHPコアに含まれるため、使用する際にインストールは不要です。

実行用の設定

php.iniの設定により変化します。

SMTP string

Windows環境のみで使用されます。SMTPサーバのDNS名またはIPアドレス。mail()関数で送信するメールに関してこの設定値を使用します。

SMTP int

Windows環境のみで使用されます。SMTP設定で指定したサーバに接続するポート番号で、デフォルトは25です。

sendmail_from string

Windows環境でPHPから送信されるメールにおいて "From:" に使用する メールアドレスを指定します。

sendmail_path string

sendmail プログラムを探すパスを指定します。通常、「/usr/sbin/sendmail」または「/usr/lib/sendmail」です。

リソース型

この拡張モジュールはリソース型を全く定義しません。

記述例

<?php
mail("key@key.com", "Subject", "Sample...");
?>