拡張子ってなに?

突然ですが、拡張子(かくちょうし)って聞いたことありますか?コンピュータを使ってファイルを扱う上で、この拡張子というものはとても重要なのです。もちろん、HPを作るうえでも避けては通れないものとなっています。この機会にしっかり覚えておいて下さい。

そもそも拡張子とは、「ファイル名.拡張子」のようにファイル名とセットになっているもので、ファイル名をピリオドで区切った際の一番右側の部分のことを言います。あなたのパソコンのファイルをなんでも良いので見て下さい。例えば、

text file

というファイルでしたら、「txt」が拡張子となります。

え?ファイル名にピリオドなんてない?それはあなたのパソコンのが、登録されている拡張子を表示しない設定になっているためです。

HPを作る際にこれではいろいろと支障が出ますので、拡張子が表示されない方は次の手順ですべての拡張子を表示するようにしてください。

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1.マイコンピュータを開き、「ツール」→「フォルダオプション」をクリックする。

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2.「表示タブ」をクリックする。

3.「詳細設定」の下の方の「登録されている拡張子を表示しない」に入っているチェックをはずす。

4.「OK」ボタンをクリックし、フォルダオプションを閉じる。

これで拡張子が表示されましたよね。これ以降の話は拡張子が表示された状態で読み進めていってください。

さて、拡張子を実際に見ることができたところで、拡張子が何のためにあるのかをお話します。

今、あなたのパソコンにあるファイルをなんでも良いのでダブルクリックしてみて下さい。画像ファイルをダブルクリックしたならば、画像を見るソフトが立ち上がって画像が見えたでしょう?テキストファイルでしたらなんらかのテキストエディターが立ち上がったことないですか?音楽ファイルでしたら、今曲が流れているところでしょうね。なんでこんなことになるかわかりますか?これらは拡張子のおかげなのです。ファイル名と一緒に拡張子をつけることによって、コンピュータにそのファイルをどのソフトを使って開くかを教えているのです。

なので、今までは普通にダブルクリックで開くことができていたファイルでも、拡張子を消してしまったら立ち上がらなくなります(本当にやったらだめですよ)。いわば、ファイルの種類を表す識別子のようなものなのです。

(※興味のある方は別館「拡張子辞典」もご覧下さい。)

HP作成に話を戻しましょう。ファイルの種類を表す拡張子の中には、当然WEBページをあらわす拡張子もあります。

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「html」という拡張子で表され、標準ではこのようなアイコンになります。

HPってなんでできてるの?」で、WEBページはHTMLファイルと呼ばれる文字だけのファイルからできていると説明しましたよね。見てもらったら分かると思いますが、このHTMLファイルを表す拡張子が「html」なのです。中には「htm」という拡張子でHTMLファイルを表している場合もありますし、その他の拡張子が付けられている場合もあります。ただ、「html」以外の拡張子は場合によっては使用できないこともありますし、気分によって拡張子をころころ変えていましたら、自分でもどの拡張子をつけたか分からなくなることでしょう。

HTMLファイルには「html」という拡張子をつけることを推奨し、今後当サイトでは「html」で統一して話を進めていきます。

支障
HPを作る際にはファイル名を指定することが非常に多いのです。 例えば、ページに画像を貼り付けるとき、別のページへジャンプするとき、などなど。 これらの際には拡張子付きのファイル名で指定してやる必要がありますので、 非表示のままでは指定できませんよね。
標準では
たいていの場合、その拡張子を開くように関連付けられているソフトのマークが表示されます。 もちろん、環境によって様々ですので、例と違うからといって心配されることはありません。
アイコン
処理の内容や対象を小さな絵や記号で表現したもの。
場合によっては
WEBサーバの中には「index.htm」(「index.html」以外)をトップページとして許可しない(表示させない) ものもあります。