通夜
通夜とは
- 最終更新
- 2008-01-14T11:52:40+09:00
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通夜は「つや」と読み、葬儀前夜に夜通しで故人の成仏を祈る儀式を差す。起源は、釈迦の入滅後、悲しんだ弟子たちが遺体を守りながら夜通し説法を行ったという故事によるのが通説だが、『古事記』に記された天若日子の葬送を起源とする説もある。かつての通夜では、遺体を納棺せずに布団に寝かせたまま、遺族や近親者達がロウソクと線香の火を絶やさないようにして、遺体とともに一夜を明かすのが習わしであった。このため通夜は「夜伽(よとぎ)」とも呼ばれた。これは、夜になって邪霊が侵入するのを防ぐとともに、昔は野生動物も多かったために遺体が襲われることを防ぐためであったともいわれている。通夜では、参列してくれた人たちに対し「通夜ぶるまい」と呼ばれる酒食が用意される場合もある。これは清めの塩と同じように「酒は死の穢れを清める」との意味があるため、形だけでも口にしてから辞去するのが礼儀とされる。
- 地域によっては、最初の夜は近親者のみで「仮通夜」を行い、二日目に「本通夜」とのように、通夜が二日に渡るところもある。
- 現在では、通夜を迎える前に納棺したうえで、遺体を祭壇に安置するのが一般的とされる。また、半通夜と呼び、読経を1回として夜の9時頃までに終ることも多くなっている。その後は、翌日の葬儀まで近親者が夜通し付き添う。
- 通夜に相当する儀式は、神道やキリスト教にも存在する。 神式の通夜は『通夜祭』、キリスト教では『前夜式』、『通夜式』などと呼ばれる。
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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月14日 最終更新:2008年01月14日