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年の市は「としのいち」と読み、年の暮れの13日から23日頃まで、正月に関係のある飾り物や羽子板、縁起物、その他の必要品を売る市。江戸時代から盛んになったもので、参詣人が集る社寺の境内や門前などに立つ。特に有名なのは、大宮の氷川神社や江戸の浅草寺、神田明神など。大きな都市だけではなく、地方都市でも年末になると各地に年の市が立ち、周辺の農漁村などから正月の準備のために多くの人が集ったと言われる。中には、自分達が作った飾り物やほうき、縁起物などを売る人もおり、農漁業の収入を補って正月の準備をするための貴重な収入源とされていた。
東北地方などの年の市は、年末間際になってから立つため「詰市(つめいち)」と呼ばれ、市によっては売れ残ったものを捨て値で売ることから「捨市(すていち)」と呼ばれていた。
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