へその緒

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へその緒とは

最終更新
2008-01-06T00:37:48+09:00
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https://www.7key.jp/data/word_custom/heso_o.html#what

へその緒とは、母胎と繋がっている状態での血管などを含むひも状の器官。生物学や医学では「臍帯(さいたい)」と呼ばれる。懐妊中は、母親から胎児に送られる栄養の補給路や生命維持パイプとして機能する。出生後は自然にあるいは人為的に切断され、胎盤などの胚膜の主要部から成る器官が切り離される。さらに、体の側に残った部分も周囲が締め付けられて血液循環がなくなり、壊死して脱落して「へそ」となる。

無事出産を済ませると、へその緒は桐の箱などに入れられて母親に渡される。かつては母親が退院して自宅に戻ると、へその緒を乾燥させて産毛と共に紙に包んで桐の箱に入れ、その箱の表に子どもの姓名・生年月日・両親名を書いて神棚に供えていた。そして、子どもが成人するまで守り神として大切に保管し、子どもが成人してからは、男性であれば戦争などに出かけるとき、女性であればお嫁に行くときなどに本人に手渡していた。

また、へその緒は子どもが大病を患った際に、煎じて飲ませると一命を取りとめると信じられている。

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月06日 最終更新:2008年01月06日