塩梅の語源

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塩梅とは

最終更新
2007-10-31T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/language/etymology/a/anbai.html#what

読み(正かな遣い):品詞区分

あんばい(あんばい):名詞

塩梅の意味

(1)料理の味加減。

(2)物事の具合。調子。加減。

(3)からだの具合。健康状態。

塩梅の語源や由来

最終更新
2007-10-31T00:00:00+09:00
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「塩梅」は元々「えんばい」と読み、調味料である塩と梅酢を意味する語であった。料理の味を塩と梅酢で調えていたことより、その味加減が良いものを「塩梅(えんばい)が良い」というようになり、転じて広く味加減を調えることを指すようになった。また、元々別の意味の言葉に「按排(あんばい)」があり、こちらは現在でも用いられている通り「ほどよく物事を処理すること・ほどよく物を並べること」の意味で用いられていた。そこで「塩梅(えんばい)」と「按排(あんばい)」の意味が「ほどよくする」との点で似ており、音も似ていたため混同されて、「塩梅」も「あんばい」と読まれるようになった。

このような経緯から、料理の味加減や物事の具合、体調などを「按排」や、「按排」の別表記である「按配」・「案配」・「案排」などと記すのは誤りである。また、ほどよく物事を処理することや、ほどよく物を並べることを「塩梅」と記すのも誤り。

参考文献

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年10月31日 最終更新:2007年10月31日